madeingermany

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...... 2014年01月02日 の日記 ......
■ 人斬り   [ NO. 2014010201-1 ]
■るろ剣が好きでして。和月先生は少年誌らしくないと言っていましたが、剣心のつぐないの姿が好きでした。人斬り→流浪→薫との出会い→志々雄撃退→巴との「再会」→薫と家庭を持つ、という流れだったと思いますが、原作の最終話の明るく元気な剣心より、OVA星霜編の縁に「殺してほしい」という剣心の方が好みです。原作だと剣心は辿り着くべくして「明るく元気」な境地になったというより、「和月先生の強い希望」で、薫と剣路の側にいる気がするので。

■南国&PAPUWAの原作者が(無駄に)流血沙汰や、不幸な事件大好きなのはカミヨミを読むと分かります。「物語上必然的な流血沙汰」なんてなかったし、まして「つぐないの話」なんてと思っていたら、るろ剣公式アンソロ寄稿分でよく分かりました。

■これから自分が書く(描く)ルーザー様と高松とキンちゃんの話に、るろ剣で得た事が生かせないかなと思っています。永井荷風は「人様の作品を参考にして自分のものを書いてはならない」と言いますが。

■京都編までの剣心、OVA星霜編オリジナル部分の剣心の様に、ルーザー様の態度は一貫して「愛する人は兄弟であれ息子であれ、高松ですら置いて一人で行く(逝く)」というものです。マジックはルーザー様のそういう所をいいように解釈して、ハレは少し慕っています。

■一人で何でもしようとするルーザー様に、高松はどうでたんでしょうか。距離を置くとか、何をお考えか分からないから様子見とかは高松には出来ないでしょう。高松は賞賛された英邁さなんてかなぐり捨てて、未熟過ぎる思いをルーザー様にさらしていたのでしょう。

■「一緒にルーザー様の罪を償う」とかの高邁な発想は高松には出来なくて、「貴方が何をしたって言うんですか」とルーザー様に詰め寄ったのでしょう。ルーザー様は親戚達の命を奪って、自兵も殺して、弟の彼氏も手にかけているので「何をした」と言われるのが一番辛いと思うんですが。

■結果ルーザー様は(未熟な)高松を(守るために)置いて行く(逝く)事になります。何も知らないで生まれるキンちゃんについては、高松を置いて行けば、罪なき者同士いいのかもと思ったかもしれません。「(罪でも喜びでも)分かち合う」が少ないのがルーザー様で、そこが高松と似ています。

■それは相手を愛していないからじゃなくて、過ぎた「謙虚」であり、相手を退ける事を含めて彼等の愛情表現なのでしょう。キンちゃんは自分を置いて隠居する高松に「お前は何もしていないじゃないか」と非難したでしょうが、図らずも高松のやり方はお父さんに似ているんです。

■ルーザー様と高松の関係は「対称」ではなく、「相似」なのが特徴でしょう。結婚とはお互いを見つめ合う事ではなく、同じものを見る事だそうですが成程。ルザ高の場合、お互いの観察力が高過ぎて、「見つめ合う」楽しい時期が少ないのも特徴です。ルーザー様の高松への理解力は半端ないですし、高松のルーザー様への読解力もアホみたいに高いのに、披見される事が少ないです。

(「つぐない」については、息子に父と言う病巣を倒してもらって、真新しい人生を歩んでほしいと言うのがルーザー様の「つぐない」だったのでしょう。そんな事キンちゃん一人では置いて逝かれて寂しくて出来ないけど、高松を自分の罪の巻き添えにさせなかったあたりに、ルーザー様の父親の顔を感じます。お母さんまで連れて逝かれたらキンちゃんが寂しいです。)


雑感です。

■コミケと言えば紙袋ですが。サークル様で買い物をした時もらう事のある、サークル様が作られたバッグなどをもらうと嬉しいです。自分がもらわなくとも、コミケらしい大きくツヤツヤの紙袋を持った方を会場で見かけると、コミケに来たなと思います。とてもハレの雰囲気です。

■多くの紙袋は大手サークル様や企業ブースで配布しているんだろうなと思いますが、サークル様なら自分の二次創作ジャンル等に準じたイラストのバッグ、企業なら同じく出展内容に沿った絵柄のものになるのでしょう。

■(何とは言えませんが)くだんの紙袋って、何のアピールだったんでしょうか。企業ブースが配布しているのなら会社の広告なのだろうと思いますが、凝視してもロゴ以外からだと、紙袋の伝えたい事が頭で想像するよりない感じでした。

■ピクシブの広告の紙袋なのだろうなと思いますが、スクエニが他社の広告にゴーサイン出したのか。単なる「二次創作」とみなしてスルーしたのか。前者なんだろうなと思いますが、後者だったら企業ブースから配る意味合いが分かりません。自分の様な一介の零細二次創作サークルに、企業間の込み入った事情は分かりませんが、前者なのだろうなと思います。

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