以下妄想です。今読んでいる本はマープルおばさんの「牧師館の殺人」です。
ルザ高の小説を書いていて、もしかしてルーザー様の生活空間って、クリスティー的な「館」が舞台なら、根底から今書いている物を書き換えねばならないのかと、ふと思いました。
ルーザー様とキンちゃんは、ミステリーになりそうな英国風の普通のお屋敷が似合うとしても。高松は「知人の医者」的な出番しかなさそうですし、うっかりしたら「お屋敷の庭師」役になりそうです。英国は身分社会と聞きますが、英国風のお屋敷で過ごすなら身分と立場に従って過ごさねばならないので、高松は不便そうです。
高松が英国にいるのなら。すねて最愛の人達と顔も合わせず、ハーレー街の変わり者として医療界に君臨しているのでしょうか。それも面倒がって日本に帰りそうです。結句、ルーザー様とキンちゃんがお屋敷暮らしを捨てて、高松好みの暮らしになっていそうです。
昔、おちゃめなふたごがアニメ化された頃毎週見ていました。少年少女向けのアニメ、小説と言えば古典的な英国が舞台のものが多かった時代だったのかなと思います。一定の年齢になると、寄宿舎のある学校に行く感じの。
群馬の生活とどこもかぶらない暮らしの少女達のアニメを見て、でも面白かったのは、人間ドラマとしてよかったからだと思います。英国の暮らしどころか、今もイノシシや熊と顔を突き合わせる暮らしですが。本当に庭先にイノシシが来ます。
今でいうとドイツとオーストリアが舞台でしたが、わたしとわたし2人のロッテも両親の不仲と双子の娘の奮闘というお話なので、彼女達の暮らしのイメージはまさしく夢の中の事だとしても、物語を楽しめたのだと思います。
確かおちゃめなふたごに家がお金持ちの少女がいました。最近裕福になったご家庭の娘さん、つまり成金なので、食事は音を立ててするし、振る舞いもなっていなかった少女が、礼儀作法のなんたるかを学園で学ぶみたいな回があったと思います。
品の無い娘さんが見違えるようなレディになる、というちょっと自己投影したい回だったから、よく覚えているのかもしれません。
娘さん自慢して曰く、自分の家にはお風呂が6個あるのだと。クラスメイト達はそんな事を自慢する娘さんにかえって呆れるのですが、浴室が6部屋ってなんだろうと当時思いました。きっと大きい家なのでしょう。
アガサ・クリスティーのものを読むと、部屋の間取りを説明する時に、夫の浴室と妻の浴室がここで、寝室に2つドアがあってというのを時々見かけます。浴室は普通に別だそうです。日本建築なら複数お風呂を作るなら、大きいお風呂を作るでしょう。 |
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