madeingermany

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...... 2017年07月05日 の日記 ......
■ 庭   [ NO. 2017070501-1 ]

■もうすぐ入稿です。書きたい小説のネタが二つ程新たにあるので、ピクシブに上げるか、スパークの本にしようと思います。

グンマの内面って。赤子時代の高松との出会い〜南国グンマ〜キンちゃん登場&高松の裏切り?〜高松負傷&隠居あたりまでは何となく妄想出来ますが。高松と別れたグンマが、南国以降何を手に入れたのか自分には分かりません。



多分「自由」なのだろうと思います。しかしウテナではないですが、自由を得るにせよ、外の世界に行くには伴侶が要ります。ナウシカの墓の庭の主の様に、根が生えた高松は自由になったグンマの伴侶にはなれません。

マジックとシンタロー、シンタローとコタローの岩盤の様な関係には誰も立ち入れないでしょう。キンちゃんも、どちらかと言うと庭の方の人間の様に思えます。



■原作ナウシカの庭についてです。庭を一度訪れると、二度と出られないそうです。閉じ込められると言うより、快適で、穏やかでそのまま居ついてしまうそうです。ナウシカは庭の偽善的な何かに反発し、出て行きましたが。

高松は多分、庭から出て行かないでしょう。ルーザー様がいた場所を、常に胸に思い描くのが彼の幸せです。ナウシカの庭は、人類の英知の結晶で、庭の延長上にある墓所には、墓所に仕える多くの博士がいます。墓が漫画でグロく描かれるから、美少女のナウシカが潰しても絵的に受け入れられますが、あの博士達は彼等の理念に基づいて働いていたのだろうなと思います。




■原作ナウシカの庭についてです。細かい点について、間違っていたらすみません。ナウシカは庭の異様さに気が付いて、力づくでも出ようとし、主は出してくれました。

ナウシカと同じ時に庭に来た、クシャナの兄達は、ナウシカが出て行っても、一緒に出て行きませんでした。ピアノ?を弾く彼等はとても穏やかでした。普通の貴族として過ごせれば、ピアノの前に座る方が、彼等本来の姿だったのかもしれません。

ナウシカも、美しく穏やかな庭で、母親に抱きしめてもらう夢を見る事が出来たはずです。庭の医療?的な処置で健康を回復する事は受け入れても、母親の幻影を見せる庭の主にナウシカは違和感を覚えた様です。



ナウシカの苛烈さ、冷厳さが恐ろしいです。風の谷で皆に慕われる優しい姫様の顔は、ある意味どこにもありません。ナウシカと言うと慈愛とかの代名詞ですが、彼女程クールな女性は空前絶後でしょう。

ナウシカは谷や一族、ジル夫妻と自身を同一視する事のない、甘えない女です。クシャナの方が鬼軍曹の様に語られる時が多そうですが、クシャナは自身の母親にこだわりがありますし、トルメキアの殿下である事に、彼女のアイデンティティの過半がありそうです。

ナウシカが幼いころから虫に興味を示したのは、嫌われ、恐れられるものに、自身を重ねたからなのかもしれません。ナウシカの科学的思考は、墓を理解するまでに高いのです。亡くなったジル夫人の様な、普通の女である事を拒んだ?彼女の友は、最初から最後まで虫だったのかもしれません。

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