■週末は原稿です。30項から34項くらいの本になる予定です。ネームが終わった時に、別のネームが浮かんだので、冬でも新刊を出すと思います。
若い高松が上官のルーザー様について、自分が何を期待しているのか気が付いた頃の話です。少女漫画にありそうです。多分、高松は仕事や勉強もしたいから、教員でもあるルーザー様への思いを、一度は押し込めるのかなと思います。
のちに高松が、自分の人生の大半を費やす恋になるのだから、我慢はムリでしょう。高松はルーザー様に何も説明しないで、「論文を認めてくれた教授が他にもいるから」とか言ってルーザー様から離れようとして。彼から、「お前は兄さんへの忠誠が足りない」と、明後日な理由で半日たっぷり叱られ尽くされた後、ルザ高なのかなと思います。
■うたプリの歌を聞いていて思い出したのですが。森久保さんの声優デビューは、爆走兄弟レッツエンドゴーの、ファイターだったそうです。毎週見ていました。
丁度弟がコロコロを買っていた時期でした。勢い、毎週アニメのレッツゴーの方も居間で見られていました。本当に小学生なのかと思うような子供達が、奇跡を起こし続けるアニメでした。ファイターの真っ直ぐな性格と、森久保さんの声は合っていたと思います。
もう20年前の事です。なんかこう、嶺ちゃんの歌って懐かしいと言うか、お兄ちゃんに歌ってもらう感じがします。アニメでも、立場的にはカルナイのリーダーですが、スターリッシュの子達も含めて、皆のお兄ちゃんだったのかもしれません。アニキ、ないしお兄様という感じではなくて、皆の周囲にいて当たり前のお兄ちゃんな感じです。
森久保さんは、PAPUWAのアニメのソージの声もされていました。ソージと言うと毒舌美少年という設定だそうですが、声が森久保さんなので全くイヤミなく聞けた気がします。
多分、素晴らしい声なのだけれど、美形・美少年声とは違うよさなのかなと思います。アニメのPAPUWAはコタローにせよ、高貴な演技であっても、地に足がついていたなと思います。故に、南国の直接的な続きではなくとも、地続きに感じます。
アニメPAPUWAのドクター高松の登場は、アラシヤマの士官学校入学日の回想時のみです。高松の扱いって、それくらいが丁度いいなと思いました。
先日、マッドサイエンティストの走りだという小説、フランケンシュタインを読みましたが、結局ヴィクターを幸せにするものは、彼の学識でも研究でもなく、愛する家族であったはずという内容でした。
怪物を作ったヴィクター博士は、誰かに命令されて怪物を作った訳でも、どうしても作らざるを得ない事情があって作った訳でもない様です。知的好奇心と言えば聞こえはいいですが、怪物を作る材料として墓荒らしをしている姿はいいものではありません。
ヴィクターは、自分は自然科学を志しているとか、近代思想だとか、因習にとらわれていないと言った気がしますが。怪物の誕生と家族の死は、命、または生きていた体への敬意がない彼に、必然的に起きた事の様に思えます。
高松にはそこまでなって欲しくないのです。チャン5は手遅れですが、ジャンが青の一族の「生殖」に関わる様になっていたら、あんな感じに5人の男の子、5兄弟、エドガーが生まれそうです。ジャンはヴィクター青年ではない、彼も秘石のお人形だから、チャン5を悲劇だと思わないのでしょう。
(アニメージュでもし掲載が続いていたら、原作者はどう落とし前をつける気だったのだろう。掲載がどこまでいっても、物語は不毛だったと思う。) |
|