■仕事が終わらないけれど、家で「ティファニーで朝食を」のDVDを見ました。小説の方は読んでいません。
入稿直前の本のタイトルが、「開発課で朝食を」です。フレーズとして何々で朝食をというと、映画には詳しくないのですが、「プルートで朝食を」の方を先に見ています。
そちらは、ああそうだなという納得のタイトルでした。地球にも月にもいられない様な主人公が、気分的に最果ての冥王星にまで足を向ける・・・コミカルなのに、寂しい映画でした。
一般的には、「ティファニーで」の方が有名だろう事もあり、教養がてら見ました。野沢那智さん万歳。ローマの休日の城さんも素敵でしたが、那智さんに説得されるといろんなものが吹っ切れそうです。
池田昌子さんはメーテルの印象が強すぎるのか、酔っ払って暴れるホリーの狂態に、ちょっと狼狽させられました。ローマの休日でも、睡眠薬でフラフラになる演技をされていましたが、本当に池田さんの演技も、オードリーの演技も幅があり過ぎて見ていてハラハラします。那智さんも、アニメではあまり聞けない声などが聞けてちょっと嬉しいです。
ティファニー〜の物語についての感想ですが。自由奔放を「気取る」ホリーが、真実の愛に目覚めるという話でいいでしょうか。グッとくる場面もあるのに、図書館の本にサインしちゃったり、おもちゃ屋で万引きする場面もあるので、話の「幅」に若干ついていけなかったです。
多分高松も、ハレやサビには偉そうな事を言ったり、男だけに「ブラジルに飛ぶ」くらいやりそうですが、好きな人に好きと言ってもらえると、猫と言うか股んGOくんを抱っこしたまま抱擁されていそうです。
ホリーの内面に寄り添えるほど人生経験がなくて申し訳ないです。元夫やポール、兄、他のパトロン達にも惜しみなく愛されていて、これ以上何を彼女は欲しいのかよく分かりませんでした。最後にポールが猫を探しにタクシーを降りた後、寂しくて感情がマックスになったのはよく分かります。 |
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