madeingermany

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...... 2019年08月08日 の日記 ......
■ かぐや   [ NO. 2019080801-1 ]

■毎日、偉そうな事か、自分の愚痴ばかり書いていてすみません。


■「タイトルだけ知っていて、見ていないアニメ作品」として、ジブリのかぐや姫の物語と、海が聞こえるを見ました。

かぐや姫の方は、CMでは何回も見ました。アゴ、アゴと皆が言うのを何となく聞いて?と思っていました。海が聞こえるの方は、昔アニメージュで結構大々的に取り上げていたのをまだ覚えています。



両方、カネとオンナないしオトコの話だなあ、と思ってはいけないんだろうと思います。かぐや姫の地上においての身の上は、まさに(月がくれた)カネによる暮らしと、オトコ達に求愛される話です。5人の求愛者まではあれですが、帝の後ろからの抱擁他横柄な態度は、月に帰りたくなるだろうなと思います。

海が聞こえるも、さわやかな青春グラフティというより、「実父の愛人に出くわす」「高校生男女が酒を飲んだ上に、ホテルで一泊」と、性のにおいが漂っています。



あと、両方で月経がネタの一部に入っているのにジブリを感じました。のどかに育っていた姫に「生理が来た」と知ったあとのお祖父さんの狂奔ぶりは滑稽でもあり、真面目なんだなあとも思います。

海が聞こえるも、あの当時「アタシ生理中なの!」と言える女の子は少なかったろうと思います。里伽子の性格を表すのに端的な描写ですが、里伽子のイライラしている場面まで、「月経」の一言で片づけようとしているなら、なんだかなあと思います。



かぐや姫も、海が聞こえるも。「持つもの」の話だなあと思いました。姫が自分らしく生きたいとか、結婚したくないとか思うのは、今の姫が幸せだからでしょう。優しいおばあさんと何不自由のない暮らしを彼女は送っています。

里伽子も、彼女の苦しみはあろうかと思いますが、成績優秀な頭脳、美貌、勝ち気な性格、都会的なスタンスと、彼女にないものはありません。だから、クラスの女子を小馬鹿にも出来るのでしょうし、あんまり知らない男子に胸の谷間を見せつけて金を奪うという行為にも迷わず出るのだろうと思います。

美貌や財産が姫や里伽子ほどではない人は、相模の様に「体制」を信じて振る舞うか、高知のモブ生徒のように生きるのだろうと思います。



本筋と関係ないですが、海が聞こえるののモブ生徒のなかに、山崎たくみさんがいたのに癒されました。すごいぶりにたくみさんの声を聞きました。一瞬で分かる声って近年少ない気がします。

主人公は安定の飛田さんでした。里伽子の複雑な所も、プロの声優さんなら受ける印象が違ったかもと思います。物語を考えたのはかの氷室先生だったそうですが、ヒロインの全てを伝えるには、プロの声優さんの力を借りても間違いじゃない気がしました。

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