■高校のころ、狂ったように蜻蛉日記を読んでいたことがあります。他、和泉式部日記も好きでした。いずれも、和歌の才能と、美貌と大胆さで有名な女性達です。
平安時代の女性達を思うと。今、国会等で叫ばれる「伝統的な女性のありかた」などが嘘っぱちかもと思えてきます。せいぜい、いわゆる伝統的な女性云々は明治政府以降のものです。
そもそも日本人の平均寿命や、健康状態、経済状況が全く違う時代を並べても、生活スタイルを比較することは不可能です。
昔というと、社寺ではないですがやたら赤いものが多いですが、あれは「健康祈願」みたいなものだそうです。それだけ、人は病気になりやすかったらしいです。今は昔よりは、みな健康です。
70歳を古希といいます。そんな長寿は古来まれなりというから古希です。今はみな、80歳以上まで元気なことが多いです。そんな社会情勢の違いがあるのに、伝統などと軽々しく口にするのは、ナンセンスな気もします。
そんなことを考えながら、若いころ蜻蛉日記を読んでいた気がします。道綱母は本名さえ残っていないのに。あの兼家と対等にふるまっていました。自分だけの財産もあったし、兼家がいなくても生計を自分で維持していました。息子も娘も自分で育てたし、すごい女性だったと思います。
■暖冬なのに、眠くてなりません。日頃の疲れか、と昨晩は9時間寝ました。10時頃に眠って、7時か8時頃に起きると、体が楽です。
起きてから、洗濯、食事、犬の散歩等します。することは多いですが早寝した後はやっぱり体が軽いです。週末は小説を2つ書こうと思っていたので、頭を休めたい気持ちもありました。
とりあえず、午後は高崎芸術劇場に行ってきます。高崎には音楽センターもありますが、老朽化のため、徐々にその役目を芸術劇場に渡すようです。
たくさん音楽を聞いても、自分が「変わる」ことはないと思いますが、2時間くらいガッと生演奏を聞くと、気のせいか頭がシャッキとします。音楽は振動なんだなと思います。 |
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