madeingermany

[PREV] [NEXT]
...... 2022年05月22日 の日記 ......
■ 120号   [ NO. 2022052201-1 ]

■犬神家の一族を読み終えました。映画は見ていません。以下感想です。


・松子さん、別に暮らしに困っているわけではない。いかに愛情薄い父との関係だったとしても、相応に結婚し、相応に子供に恵まれ、相応に金持ちとして暮らしている。仮に何も相続できなくても、十分裕福。

親あるあるで、「苦労して一人前になった子」と、「何らかの理由で貧乏している子」がいると、前者の苦労を無視して、後者に金銀財宝を与えがち。

というか、平等な親などいない。いないというか、結局どこかで贔屓やズレが生じる。



松竹梅三姉妹の亡くなった母達も、翁にすれば「金やったやん、裕福やん」と思えたのだろう。愛情はゼロでも。松子も、本当に欲しかったのは翁からの誠実な愛情であって、金ではなかったのでは。

松子が執拗に珠世や菊乃をいじめ回すのも、結局は翁からの愛が彼女達に注がれていたから。妾・妾の子として二代で苦労して、でもそんな苦労、翁にはどうでもよかったのが許せない松子さん。分かり過ぎる。



でも生前の翁に訴えただろうけど、翁には「こえー女ー」で終わったろうと思う。そもそも松子に愛情のない翁には、かよわい珠世やかわいそうな菊乃の方が10000倍大事。

松子が暴れれば暴れるほど、翁からの愛情からも、佐清からの愛情からも遠ざかる悲しさ。あるあるだけど悲しい。(本当によくある。結局加害者・傍観者である男親に、悲しみとか言っても無駄。でも訴えたいんだよなーと分かる)



■関東あるあるかなと思うんですが。

ちょっとした道の脇に「東京まで何キロ」という表示があります。県民が毎日東京に車で行くわけじゃないと思いますが、あるな〜とは思っていました。

これが

群馬北部では「日光まで何キロ」に突然表示が変わります。日光ってどこやと思いますが(東京なら日本橋?かなと思う)。金精峠のど真ん中から、今市のあたりまでずっと日光市です。

あ、日光行けって事ね?と好意的に見る様になりました。実際はほぼ半年間金精峠は積雪のため通行止めになるので、春夏秋しか走れませんが。120号万歳。

...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: