・数年ぶりに、漱石の心を読もうと思います。今、先生が鎌倉から家に帰って、私の訪問を受けだしている所です。
この閉じた世界、禁忌だなあと。漱石の作品と言うと、貧困と病気、家庭内不和、職場でのトラブル、など多様な問題を扱いますが、こころは比較的「レギュラー」陣では左程困っていません。(家を捨てる私、家族を捨てる先生、先生の「悪事」を知らんぷりできる妻、と別の問題はあるけど)
閉じた世界って怖いよなと思います。もしかしたらKは先生と同居しなければ、どうにかやって行けたかもしれません。なまじ、先生の下宿先と下宿先の母子というものがあっての悲劇だったかもしれません。
Kは寂しいから亡くなったのではなく。唯一の住みかだった先生の下宿先を先生の結婚で無くし、どん底だったから、だろうなと思っています。先生はKとお嬢さんの結婚を邪魔出来てメデタシメデタシと思ったでしょうが、「他人」ばかりいる家ならまだしも、「夫婦と妻の母」の家に寄生しないのが、Kの最後の誇りだったのかもしれません。
・御木先輩の声が、たくみさんなんですが。
イニDでは少数派の乱暴な男でも、キライにはなれないなあと。(しげの先生の漫画の「乱暴な男」はもっと鬼畜だから、あまり気にならない)
ドクター高松の声でもあるし
じゃあ高松が聖人君子かと言えば、全然そんなことないんですが。好きか嫌いかと言われれば、大好きとしか答えません。
氷菓でも、ちょいちょいたくみさんが出ていました。短いセリフでも、あーたくみさんだとすぐに分かりました。
塩沢さん没後、いくつか役を継いでおられます。京一をされた田中さんも、塩沢さんの役を継いでいます。・・・好みじゃん、と思いました。イニDの声優さんは渋い方が多くて好みです。 |
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