・なんか、テレビアニメのブラックジャック、ピノコの言いじゃないですが女性多いよなと(その割に、主役になってしまいそうな万里子は出さない!)
理由を考えていて
・大体のブラックジャックの男性キャラは社長とか、金持ち、警察、医者など、地位の高い男が多い
・故に、基本的に黒男を軽蔑するだろうことが多い。まあモグリで高額請求で、不遜な態度なので、「偉い男」とは合わない。そこがブラックジャックなんだけど
が
「女性」なら話が違う?若い女医さんが黒男の技術にウットリすることはあっても、わざわざモグリ!と軽蔑することはないはず 立場の弱い・低い女医さんや「母」「妻」「娘」「妹」達が、わざわざ「腕がよくて弱者の味方」な黒男と喧嘩する必要はない
男は、母や子供を「妻」に押し付けて、ふんぞり返る事が出来るけど、「妻」や「女性」はそれが出来ない。医者が失敗すれば、看護婦のせいにすればいいけど、看護婦が医者を責めることはまずない(そういう回がある)
「女性」が「弱者」である事が大きいと思うけど
女性キャラの方が、ストレートに黒男を「先生!」と慕える構図はあるだろうなと思う。「地位ある男」と黒男は反発し合う
・医療マンガの始まりは、きりひと賛歌だそうです。小学生の頃、勧められて読みましたが分かりませんでした。
多分、今読んでも難しいだろうなあと思います。
もっと分からないのは、きりひと賛歌の後で、ブラックジャックが描かれたことです。治虫先生のマンガを、絶対発表順に読んでいる人も少ないのではと思いますが、急に変わったよなと
そう思いながら、そう言えばブラックジャックの難解さって、きりひと賛歌の難解さにつながるのかなと思いました。
人間の苦悩を描かせたら未だに越える作家はまれじゃないかと思わせるのが治虫先生ですが。
ブラックジャックは、十数ページで一回一回きりひと賛歌をするような、結構とんでもないことなんじゃないかなと思いました。
コミックスで、「どうせ偉い人を、ブラックジャックが治して、成敗するんでしょ」的な突っ込みを自分で描いているのが先生ですが、人の味わうだろうどん底のどん底まで書く人だったから、ネタは尽きなかったのかもしれません。 |
|