アンソロジーの原稿を描いていて、ふと昔ドラゴンボールでのアンソロジーに参加したことを思い出しました。レベルの高い本だったので、自分の様な者が本当にいいのか?とその時も思ったものです。
すそ野が広いジャンルと言いますか、ドラゴンボールもカオスな感じでイベントが盛り上がっていた記憶があります。サイヤ人を扱っている方が多い様に見えて、地球人・ナメック星人も豊富にありました。
さらに思い出した事が1つ。当時も草尾さんの演じるキャラにはまっていました。一番好きだったのは悟飯、ピッコロでしたが、トランクスも同じくらい描いてました。
未来トランクス・ちびトランクスも好きで、ドラゴンボールを描いていた時は、三分の一はトランクスを描いていた気がします。連載当時から人気のキャラでしたが、年数が経っても、彼はいい子でした。
自分の好みなのかも知れません。例えば子安さんが演じられる様な奥に奥のあるキャラよりも、開けっぴろげで、気安い人が分かりやすくて好きなのでしょう。(私は難しい事が分からないらしい。)
(「ウテナ」も単純明快過ぎる西園寺が結構好きだった。「ウテナ」はあえて謎めいた雰囲気を出していた作品だったと思うけど、西園寺だけは分かりやすかった。)
さる方に、「竹淵さんは有名な作品を好んでいる」と言われて、なるほどそうだと思いました。一目見て、その作品への評判も含めて、極めて分かりやすいものに、自分は飛びつく傾向があるようです。文学作品でもいわゆる「名作」を読む事が多いです。漱石とか、スタンダールとか。
アニメや漫画というもの自体、そもそも分かりやすく作られる傾向にあるものですが。そのなかでも極めて明快に作られているものを、好むようです。
平成23年5月1日 竹淵 拝 |
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