名古屋鉄オンリーのサークルカットを描いていました。新宿だったのですが、描いてて何か普段と違うなと思いました。
普段圧倒的に☆矢を描いているので、無意識に「筋肉」「丸顔」「結構童顔」「眉毛は太め」「体に横幅があって、腰も広い感じで」・・というのが染み付いていて、細身の今時の顔のキャラが描きにくくなっていたようです。
新宿もミラトレの中では体力がある方のキャラですが、やっぱり腰幅は細いです。手首もある意味華奢です。今まで筋肉質のキャラを多く描いていたので、色々刺激になるかと思います。
新宿を描きながら、一方でパラ銀向けのアンソロジー原稿を描いていました。楽しいです。今までで一番つき合いの長いジャンルですし、原稿を描き出せば、もう離れられないです。サガが好きです。シュラが大好きです。
息抜きに、「黒執事」のアニメ一期を見ていました。最初は漫画通りのドタバタかなと思いきや、後半になるとセバスの美意識がさらにくっきり浮かび上がってきます。
アバーラインがシエルをかばったのは、悪い事ではないと思うのです。アバーラインが、過去の自分と産まれてくる子供にシエルを重ねてみていたとしても、それもいいと思うのです。シエルが復讐など止めて、普通の少年になれるなら、それもいいと思うのです。
でもこの物語が「黒執事」であって、シエルがシエルである以上、何らかの形で自分の持っている意思を形にする必要があるのでしょう。セバスがシエルに見た美学はそこにあるのだろうし、セバスがシエルの駒である意味もそこのあります。
・・・・あとシエルが可哀想な程世俗に疎いのは、もう別問題です。セバスが「3歳の子供でも分かる」と軽侮しても、軽侮するのが駒であるべきセバスであるなら、シエルは簡単には聞き入れないでしょう。
平成23年5月8日 竹淵 拝 madeingermany |
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