東京の地下鉄、メトロと都営についての本を読んでいました。各路線の戦略が浮かび上がると言いますか、こんなに日本に鉄道会社が多い理由も、駅が多い理由も分かってくる気がします。
都にとって、自前の路線を持つ事は戦前からの悲願だったそうです。メトロや他の私鉄の方が、整備するのが早かっただけで。時代や選挙結果、経済の変化もあるだろうに、4路線も通した都のねばり勝ちです。
(ただ余りに時間が経過してしまったため、他社との兼ね合いが複雑になり、浅草・三田・新宿・大江戸の4路線は互いに行き来する事が出来ない。三田の悲劇とか知ると、いたたまれない。大江戸線に至っては、もう路線ごと都の作品ではないかと思う。地下宮殿。
ミラトレは、浅草線版を作成して欲しいと思う。路線自体がサーカスの様な離れ業を年中しているので、特に味付けをほどこさなくても面白くなるはず。制作者サイドから「路線は難しいから」という意見があるので無理か。面白いのにもったいない。)
彼等の制服である燕尾服姿の、新宿ブラザーズを落書きしていました。本来月島の着ている形が、正装なのだとか。
描いてみての感想は以下の通りです。
零二君→ミラクル☆トレインって感じ。 一ちゃん→戦前の銀座のクラブにいそうな感じ。 吹さん→大戦前の英領インドのお屋敷にいそうな感じ。
零二は、あんまり元々の印象が変わる事はありませんでした。一はベストとクロスタイ姿だと色気が倍加するので危険でした。でもあえて言うなら、戦前「銀座」風です。寺田寅彦や漱石が歩いていた、あの感じでお願いします。
吹は、労働者階級っぽい感じになりました。華やかな服ではあるのですが、お貴族様達が着る衣装ではないだろうと再認識します。あくまで、執事ですから。
もし一がホストのバイトをしたいと言い出したら。吹は目の前に一を正座させ、泣いて撤回するまで説教しそうです。
一の性格を思えば過酷過ぎるバイトだし、心配し過ぎて吹が倒れそうだから。(「終電から始発までの時間でバイトするからいいでしょ。」とか最初は一も言い張るだろうけど、「お前の体が持たない。昼間の稼働率を考えてくれ」と吹から突っぱねられそう。お兄ちゃんは譲らないと思う。)
新宿ど真ん中の駅だけど、妙に真面目なブラザーズ。
平成23年7月20日 竹淵 拝 madeingermany193☆yahoo.co.jp ☆→@ |
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