ルパンの五ェ門の次代の声優さんは、浪川さんだそうです。銭形警部は山寺さんという、盤石な体制です。お二方とも大変な実力者ですし、どんな演技なのか、自分の予想なんて遙かに上回ってくれるのだろうと思います。
最近浪川さんの出ていた「月刊男前図鑑」の回を聞きましたが、「あああっ」と思いました。モーツアルト役でして、本当にウィーンの劇場で公演をして、騒いでいるモーツアルトの姿が肌で感じられました。直近のイメージですと、ヘタリアのイタリアの印象が強いですが、可愛い演技だけじゃないのだなと、今更ながら思いました(遅い)。
ガンガンから出ている、「曹植系男子」を読んでみました。草食らしいのは曹植くらいで、後の兄弟は肉食多めです。表紙に曹植のみならず、兄の曹丕が出ていたので購入に到りました(※兄弟専)。三国志では蜀・呉の方の贔屓をしてしまうのですが、曹家の魅力はよく知っているつもりです。
三国志を知らない人でも読める様に、との工夫も見られますが、中華風ファンタジーの勢いで読んでも差し支えないと思います(十二国記が読めれば大丈夫だと思う。自分は三国志オタクなので全く平気。)
可愛い曹植、頼れる曹丕・・と楽しく読みながら、例の「七歩の詩」の話や、曹昴の話はどうするんだろうと案じていましたが、ちゃんと描いてありました。一巻だから様子見かなと思わせながら、この一冊でも十分面白いです。二巻以降のまとめ方にも、興味があります。
曹丕について一言。彼は曹操の後継者として、魏の2代目になった人です。正式な皇帝としては初代とも言えて、「文帝」、子供の曹叡も「明帝」として魏を継いでいます。文武共に優れた人で、世代交代する時に蜀や呉、他勢力につけ込まれなかっただけえも、しっかりした人だったのでしょう。
(曹操→曹丕→曹叡の世代交代の間に、蜀・呉がそれぞれつけ込もうとしていたと思うが、盤石だった。地味かもしれないし、兄弟間の取り巻き同士で争いが生じたり、辛い立場に立たされる事が多く、自身も短命だった曹丕だが、果たすべき事は全て果たした男。偉い。
蜀にも呉にも、2代目として国を支えたという男が、実は少ないのが実情なのだ。漫画でも描かれていたが、冷厳な人であったらしい。冷たいお兄さんって妙にひかれる。本心から冷たいと言うより、周囲の慌ただしさに負けないように努力した結果なのだと思う。
曹家の親族は、漢代の様な政治の乱れを避けるために、親戚づきあいをしにくかったのだが、それも「皆のため」に曹丕が選んだことかもしれない。自分と曹植が、取り巻き達のために苦労したし。本心は読めないけど、史実でも、この兄弟達は仲が良かったと思う。)
自分は多分、兄弟専です。何かにはまってから「あれ、このキャラにはお兄さんがいる・・・。」と気がつきます。そんな分析は気にせず、呑気に次の本でも出せたらいいなと思います。新宿ブラザーズの本を。末っ子扱いの一と、3番目の兄の吹の話を。
(「僕の全て(※新宿駅西口付近、歌舞伎町とかゴールデン街等の賑わい全て)を吹にあげるよ、だからそんな顔しないで」とか一が騒いでいそう。この不況のご時世、吹の駅前のオフィス街にその影響が直撃してそうだ。)
平成23年11月27日 竹淵 拝 madeingermany193☆yahoo.co.jp ☆→@ |
|