madeingermany

[PREV] [NEXT]
...... 2012年03月16日 の日記 ......
■ リフレイン   [ NO. 2012031601-1 ]
春シティはミラクル☆トレイン、オールキャラスペースでサークル参加致します。プチオンリーにも参加させて頂いています。西1ホールし31a「madeingermany」です。新宿ブラザーズ本既刊2種、新刊1種(※3種とも漫画・小説混在)ございます。よろしくお願い致します。



東野圭吾の「鳥人計画」を読みました。比較的初期の作品であるせいか、素朴な印象です。人物描写も、典型的な家族や職場仲間、刑事などで、安心を覚えます。

(が、「自分にとって大事な人間のために、無関係の人間を殺害する」というリフレインをこの作品からも感じる。通常の方法では家族や恋人、自分自身のプライドなどを守れないから、犯罪に走る。「容疑者Xの献身」その他の東野圭吾作品で見かける。・・・というよりミステリーってものがそうなのか。)



「幻夜」「白夜行」は、異常な経験をした、異常な方法でしか歩めなくなった女性の話なんだと思います。周囲にいる裕福で素直な性格、しかも家族や友人に恵まれていて幸せな女性をいたずらに目の敵にしてやまないヒロインって。悪女とか何だとかいう以前に、異常性が恒常性になった例。

両作品の、自分より幸福そうな女性は叩き潰すというヒロインの習慣、その衝動を幇助してしまう「恋人」。ヒロインの異常性が作品の中心なのであって、幇助役の「恋人」は添え物に過ぎないのではと思います。

この両作品は純粋な愛の物語らしいんですが、「愛」ほどこのヒロインに似合わない単語はないなと。随所でヒロインの「恋人」達が、自分にはなれそうにない平凡なカップルに憧れを感じている部分があるので、そう思います。

雅也にしても、普通の中年夫婦の暮らしを邪魔する事のへ罪悪感はありましたし。(美冬は自分ためだけに、普通の女性である義姉の暮らしを滅茶苦茶に出来る。自分じゃほとんど計画を練るだけだけど。それにこのヒロインが、「恋人」達とくつろいでいる光景が想像できない。)



・・・・ミラクル☆トレインでミステリーってどうでしょう。7話の様なミラトレらしい謎、10話の様な熱血ではなくて、淡々とした犯罪もの。舞台は西新宿。

■都庁前の、ちょっと抜けた警察のエライ人とか似合いすぎ。そして被害者。第一発見者は一。(「僕が都庁前駅のホームに行って第一発見者になれば、吹が疑われる事はないよ」と、ブラザーズ内で打ち合わせ済)
■物語の冒頭では冷静そうに見えた凛太郎刑事が、クライマックスが近づくにつれて、都庁への思いと、兄弟間のトラブルを現しそう。(この辺が事件の発端)
■「もんじゃ」がいるので、迷宮入りにはならないと思う。・・・例えば「犯人は都庁さんと同じ開業日、そして新宿駅前を知り尽くした駅だと言えます」とか推理ショーの「もんじゃ」

■事件のアリバイ工作をする一と零二。でもそのアリバイから「新宿に詳しいものの犯行」と月島に見破られ、色々白状させられる。「お兄さんをかばうのは貴方達の自由ですが、それが本当に貴方達の気持ちですか」とか、月島に詰め寄られそう。
■犯人が罪を償うかどうかは不明。(傷つけたい相手に償う羽目になるくらいなら、最初から罪など犯さない。)
■・・・ミラクル☆トレインは「悩める淑女を美麗男子に擬人化された駅達が、優しく応援する女性向けアニメ」です。



平成24年3月16日 竹淵 拝
madeingermany193☆yahoo.co.jp  ☆→@

...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: