アニメの黒執事を見て。セバスの重厚で冷酷な色気にクラクラします。シエルも、そんな可愛い顔で、そこまでするかという気合いの入った生き方は彼だけのものだなと思います。セバス、シエルどちらを欠いても黒執事にはなりません。
そういうセバシエの横に、なんの呵責も無く、自分の美意識を追求しているドルイットがいます。彼がいなくてもシエルの復讐は遂げられるのでしょうし、物語の大筋にはほぼ関係ないキャラです。でも、黒執事に必要な男です。
自分はたっつんの演技に興奮して、それしか見えなくなっているだけかもしれませんが。(だってあそこまでフリーダムな演技、たっつんでしょ。キャラソンとか子爵が黒執事の主役かと思ったよ。同じくらい可愛い顔したアロイスの方にも、もっとうるさいくらいからんで来て欲しかったかな。悪魔が作ったケーキを2種類も食べた珍しい一般人。クロードのケーキはトランシー家でのお茶なので分るけど、ちゃっかりセバスの作ったケーキも食べた彼。ただし二人前のケーキとお茶を召し上がったため、美形なのにお花を摘みに行った。それでも彼は医学を修めているそうDEATH☆)
まず、ただの人間であそこまで自分の美意識を曲げないのも珍しいなと。ギャグキャラなので、船から落ちたくらいでは怪我しませんし、話がシリアスになるといつのまにかいなくなるので、セバスの邪魔をする事もありません。
何より、暗いムードの方が濃い黒執事を明るくしているのは彼じゃないかなと。セバシエの持つ緊張感と、死の香りは時々直視するのが辛いです。ドルイットも悪い事を沢山していると思うのですが、基本ギャグキャラなんだろうなと思うと適当に見ていられます。
2期冒頭で、トランシー家の仮装舞踏会に参加出来なかった事を嘆いていました。招待状は故人の関係で来ていたんでしょうが、うっかりしていたらしいです。「誰も声をかけてくれなかった」と嘆いていましたが、彼なら呼ばれなくても来るだろうから、来ないなんて余程の事情があるんだと、周囲の人達は思ったのでは。
1期終盤で、シエルの慈善事業の舞台挨拶時に彼もステージに上がっていました。陰の存在であるセバスが、珍しく主人であるシエルと並んで脚光を浴びるという場面です。セバシエの間にドルイットが挟まるという事で、この舞台の秘められた重厚さが薄まり、「いい舞台だったね」とお客さんには伝わったんじゃないでしょうか。
子爵がいると大抵の場面がマイルドになります。これは一種の才能でしょうか。(他の作品での鈴木達央さんの演技を聞くと、普通の学生っぽい話し方もよくされている。今時の作品に求められるナチュラルな感じと、突っ走った古典的な感じ、両方出来る方なんだなと分る。黒子のバスケの時は、本当に愛らしい学生さんで(以下略)
ミラトレの時、恐らく求められたのはナチュラルな演技だったのだと思う。爽やかな感じには仕上がっていると思うけど、いい意味で遠慮のないエロさは隠せなかった。) |
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