スラムダンク黒板漫画で衝撃のコマというと、藤真のヒゲ顔でしょうか。長谷川がツンツン頭をやめボウズに。花形がメガネチェンジ。永野、高野が眉毛をいじるなど、こまかいチェンジが続きますが、藤真のヒゲってなんだろうなと。伊藤でなくても泣いて逃げるのかなとも。
(藤真はバスケの実力とともに、4人のビッグマンに囲まれた華奢な美貌も、翔陽の自慢なんじゃないだろうか。本人は端正な顔と裏腹に強気な男だけど。「俺を信じろ」と藤真に言う花形が好き。「一緒にプレイしよう」ではなく「お前の期待通りに」というあたりが翔陽であり、花形だなあと。)
伊藤は藤真のヒゲを嫌がっているようですが、何故か3年同士では平然としています。「お前の眉毛前のほうがいいぜ」とは3年の間では言わないようです。恐らく3年の間では「俺達は何か変えなけりゃいけない」という話し合いがあったのでしょう。
花形は劇中でメガネ壊れているので、スムーズな変化ですが、永野・高野は一種の「おしゃれ」のつもりなのでは。ただしガタイがよすぎて細眉にするとさらに強面になりますが。(花形のメガネも、長身センターでインテリな黒縁ってのがおいしかったから、とがったタイプのは今風だけど惜しい。「変える」ことに藤真がこだわったのなら、あのメガネ藤真が選んだのかも。)
藤真の場合、もともと美形なのでどこをいじるのか本人でも把握しきれていないようです。牧にあって藤真にないもの、藤真がレベルアップしたら翔陽は無敵だろうなと思う部分といえば「パワー」なので、男性的なパワフルさを表現するとなると「ヒゲ」だったんでしょうか。
毎日藤真を見ているはずの伊藤がビビるということは、一日放置すると藤真でもヒゲ顔になるという事でしょうか。藤真のどこを増強すると、翔陽がさらに強くなるのかという難問への解答例。個人的には藤真がプレイヤーに専念できるように、監督を据えることだと思うんですが、その選択はない模様。
とりあえず劇中での翔陽の部員、ファンが激減しないことを祈ります。「藤真さんじゃないやい」と伊藤のような意見が多いと思うので。でも高校バスケなので、藤真と同学年である花形・一志・高野・永野が藤真のヒゲに納得しているのなら、いいと思います。
むしろ普段監督としての責務に縛られている藤真の気まぐれを、悠々と受け止める花形達が好きです。何回でも書きます、湘北戦が終わったと同時に、あんな涙を流した翔陽の選手が私は好きなのだと。 |
|