痛い内容です。今日までの痛さはパプワの物語内で収まる痛さだと思っていたのですが、物語の枠を自発的に越えると、書く前から痛いです。
・・・高松って、高松だけじゃないですが、パプワ、CH5のキャラ達は考え方が女性的だなと。高松の場合、ガンマ団の主力として戦うルーザー様や、キンちゃん、グンマを見守る立場なので、余計にそう見えるのでしょう。でも男性、そして科学者で、十分頭脳だけで周囲に貢献できる人なので、辛うじてドクター高松は成立するのかなと。(高松に「思いやり」とか期待するキャラは劇中原則的にいない)
いやだって高松が女性だったら。エヴァの赤木ナオコ博士・リツコ博士に並ぶ悲惨さじゃないかと。ルーザー様はゲンドウじゃないと思いつつ、レイやユイには出来ない様な事を、随分リツコにしているゲンドウを思うと、ルーザー様のアレな部分は同格かもしれません。
高松が女性だったらどう悲惨かというと。
■世界征服を画策する暗殺集団の士官学校に入学(冒頭から既におかしい) ■同じ理系の先輩、ルーザー様に恋するも、ものすごいシスコンで、高松が実験やレポート作成に頑張るも、妹のサービスの事しか見ない。「女の子として見てほしい」とは願っても辛いだけなので、「仕事でルーザー様のお役に立てばいい」と割り切る高松。
■ルーザー様が結婚せずに子供だけ人工授精で希望している事への、女の子高松の感想って言葉にならない。ルーザー様に好きな女性か、古い許嫁でもあったのならともかく、これだけ愛している自分がいても、無関係に人工授精だけ進んで行き、しかも仕事の一環として高松も手伝っているとしたら。つくづく、高松が男の子でよかった。(※キンちゃん、グンマの身体的な母親は公式で不明)
■関係を割り切るものの、家庭の事情で自死してしまうルーザー様。これを機会に実家に帰ろうとするも、ルーザーの遺児とルーザーの残した仕事をマジックから任されてしまう。マジックに自分の恋がばれている恥ずかしさを、「どうぞ高松にお任せください」と堂々引き受けることで誤魔化す。
■幸い健康に育つグンマ少年。「ママ」「お母さん」とグンマは高松を呼ぼうとするけど、「高松と呼ぶんです」としつける高松。 ■「大きくなったら高松をお嫁さんにする」と言ってくれるグンマ少年。
■そんな微笑ましい時期は矢の様に過ぎ、成長して、高松など最初からいなかった様に、マジック等家族の下に帰っていくグンマ青年。成り行きでルーザー様のもう一人の遺児に出会うも、強引に近寄って、邪魔にされるのだけは嫌なので、ガンマ団そのものから身を引く高松(英断)。
■有能さが仇になったのか、仕事上の事でやたら呼ばれる高松女史。我が子の様に愛するグンマや、愛したルーザー様に瓜二つのキンちゃんに対し、「これ以上他人の私はこの人達に踏み込めない」線を読んでしまうだけに、辛い。卑怯卑劣、えげつない、根性悪等の周囲の評価がかえって幸い。 ■ルーザー様の遺児、キンちゃんは高松がお気に入りだが、「お嫁さんにする」という発想が薄め。19歳差だけど、相変わらず若々しくてよく働く高松。
・・・グンマ少年に「僕のお嫁さんにしてあげるね」って言ってもらえそうな事以外、高松は女性でも男性でも大差ないかもしれません。あとは、成人したキンちゃんに給料三か月分の何ちゃらを貰うとか貰わないとか。
ガンマ団は女性の入団不可なので、案外、女性に生まれていたなら、高松は香川で普通の生活をしていたのかもしれません。心戦組に入るか、ガンマ団と抗争中の団体に入って、ルーザー様と接点を持つって可能性もあったんでしょうか。(それでもルーザー様がサービスしか見てないのは同じ) |
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