パプワの、主に高松についての所感です。
先に明るい話を書きます。ミツヤが好きです。南国以来作品が引きずってきたコタローの処遇について、進展が見られそうな場面に躍り出た彼なので、なかなか物語に居場所がない部分のある人ですが、自分はかなり好きです。マジックに対し言葉のチョイスと、している事は支離滅裂ですが、マジックの女房役に自力で就いたバイタリティーが好きです。生きていれば、案外高松とも話が合ったかもしれません。
キン・グンと高松について。
■等しく愛している様に見えてうっすら見える差異。 ■キンちゃんは「私がいなくても一人の男としてガンマ団でやっていけるように」指導して、グンマには「私がいなきゃ駄目」な感じになった。結果としてのの事であって、単に最初の子供は過保護になりがちというだけかも。
キンタローとグンマの基本的な性格の差異もあるし。それにグンマが早い段階で高松を必要としなくなった場合、高松も青の一族の諸問題に、気安く首を突っ込めなくなる。
■キンちゃんへの愛し方は、「僕がいなくてもこれくらい出来るよね」と、昔ルザ様に放置プレイ食らった時の高松を想像させる。ルザ様への高松の愛って「いつも一緒にいようね」という愛じゃなくて、まるで自分をもう一人作る様な愛だと思う。そう思うと愛と言うより、純粋な育成と呼びたい。 ■ルザ様〜高松、高松〜キンちゃんって最初から相手を撫育している部分もあるけど、与えるべき知識や技能を全て与えた後、役目が終わっても相手を求めるかどうかって部分が同じだと思う。
■キンちゃんが南国以降、高松に指導されて、ある程度ガンマ団で通用する様になった後で。キンちゃんの、ずっと側にいて褒めたり指摘してくれていた高松が隠居を決めた衝撃は、そのまま、高松がルザ様に指導されていた頃と同じだと思う。「ルーザー様、学会で私の論文が認められました(=これで貴方に褒めてもらえる)」と高松が言った時、ルザ様の答えは「よかったね高松。もう一人で何でも出来るね。」だと思う。
そこから始まるストーリーを夏に書きたいです。キンちゃんには、高松がルザ様を求めたくらい、高松の事を求めてほしいです。
何故かなり極端なルーザー様に、彼はついて行こうと思ったのかとしばらく考えました。
■高松より上の世代のガンマ団員の一部は、ミツヤと小さいルザ様に抹殺されている。高松より上の世代又は同年代の青の一族の面々も、恐らくミツヤと小さいルザ様が(略)。 ■高松より下の世代のガンマ団員は、ライオンパパから様変わりした方針を持つ、ある意味残酷無比なマジックに従い、ジワジワ殉職したり、コタローに壊されている。青の一族の若手も上記の理由で数少ない。 ■どのみちガンマ団にいる以上、そして恐らく抜けられない以上、マジックかハレの指揮下には入るわけで。そりゃあもうあんな待遇が目白押し。南国で首輪はめられて下半身裸にされて、PAPUWAで髪をアフロにされるって、ティラミスが心配過ぎ。漫画だけど。 ■マジックからシンタローに総帥が代わっても、上官に裸にされて、背中を亀の子タワシでこすられる程度のハラスメントは日々覚悟しなければいけない。どんな漫画だ。
(他アカハラ、パワハラ、セクハラ等漫画の世界。いや漫画なんだけど。少年誌的な修行シーンならともかく、ハラスメント以外の何物でもない描写が多々。・・・・高松も結構アカハラしたりされたりか。)
何が言いたかったのかと言いますと、ルザ様が目立って非道だとは思わないという事です。小鳥ギュッはトラウマですが、同じ程度の行為は誰かがいつもどこかでしていそうかなと。
それが高松のルーザー様に従う理由ではないのですが、彼等のベースとしてそんな生臭い匂いがあるなあと。
(ライオンパパ〜マジック〜シンタローという推移を考えてみても、各世代の血生臭さは同じ。ライオンパパだって小さい子供が殺されるの覚悟で突っ込んでいく程、周囲から深い恨みを買っていた訳だし、4兄弟は事実上育児放棄されていたと思う。あとイヌの子供を人間に例えるのはあると思うけど、人間の子供4人をイヌに例えるのには納得がいかない。) |
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