madeingermany

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...... 2013年06月03日 の日記 ......
■ 田舎   [ NO. 2013060301-1 ]
コミケには落ちましたが、夏大阪で本を出します。小説・漫画で高松本です。よろしくお願いします。

ルザ様が存命していたらというパラレルを描いていて思ったのですが、ルザ様が生きていたら高松は髪を伸ばさなかった気がします。根拠はありませんが、普通の大学生の様なカジュアルな格好で、キンタローと遊んでいるような気がします。(士官学校を休学してでもキンちゃんを育てそうな勢いの高松。順調に立派な博士になるだろうキンちゃんだが、この子の家族観はどうなるのだろう。オースティンの頃の「家族」なら高松みたいな立場の人はありだと思っている。)


47都道府県で最も存在感がないと言われている県の一つに住んでいるんですが、住み心地は大変いいです。風は強いし、雪も降りますが群馬が大好きです。大学時代、初対面の人と自己紹介するたびに「うちは田舎で」と言い合っていた気がします。「群馬ってどこ?」と聞かれるので多分嘘偽りなくここは田舎なのだと思います。都心のベッドタウンという程でもないですが、意外な事にネズミランドに日帰りで行ける県です。

どこかの総合大学の様に地方出身者が混在しているガンマ団で実際にあった事、あり得そうな事を書いてみます。暗殺者集団なのに出身地を公言してしまう不思議な子供達。幕末の京都みたい。志士達は脱藩してきているので出身を言っても割と大丈夫でしょうし、当時の事なので言葉か剣の流派で瞬間的に身元がばれます。それでも出身が不明の志士がいる謎。

■「京都出身の子が自分と関東っ子を区別しようとする」。日本の首都は法律上まだ京都なのだそうで、自負するのは自由なんだが。
■どういう自負なのか、成績がトップで理事長の弟に近しい子が方言を話さなくなった。なまりを隠さない子が多そうな印象の学校なのだが何があった。多分ルザ様は東讃弁が聞き取れなかったと思う。
■宮城が地方の代表の様な事を劇中で言うが、宮城は行ってみると都会だと思う。むしろ洗練された雰囲気と、落ち着いた街並みがいい。伊達政宗ゆかりの場所でもあるし。
■何故か日本出身の子が多い。謙遜して「田舎から来た」と自分で言うのは構わないが、俺とお前どちらがより田舎かという言い合いにはなって欲しくない。
■「新幹線が止まらない県」で顔が分かっている子は、香川の子、茨城の子、大分の子、鳥取の子といる。鉄道という面からすれば、皆面白い県だと思う。讃岐鉄道の誇り高さは全国に知れていいと思う。


色々突っ込みどころしかないガンマ団だけど、どのくらい本気で「世界征服」する気なのかが一番謎です。一般企業が業界トップを目指すとか、世界的なシェアを持つ様になりたいとか、品質世界一を誇るとかは多々あるでしょうが、「世界征服」って。こここそ突っ込んじゃ負けでしょう。

恐らく「世界征服」は建前で、ひたすら暴れる事を青の一族は求めているのでしょう。だって青の一族が何百年続いているのと思えば。山南ケースケが「世界征服なんて青の一族みたいな事」と言っているので、もう既に世界がマジックの手中にあるのか、世界中に山南の様な熱いマジックのファンがいるのか。いるんでしょう、きっと。

南国&PAPUWAを単なるとらえどころのないギャグ本と思えば、「世界征服」なんて全然スルーするんですが。高松が慕ったルザ様はそのあたりのつまづきで命を落とした気がするんです。慕ってくれる高松と、もうすぐ生まれてくる息子の事を思うと、自分や兄のしている事に違和感を感じてしまい、鬱々としているとサービスの自傷事件が起きて、何かが切れてしまったとか。

ガンマ団の抱える暗さを一身に背負った様なルザ様なので、PAPUWAで無事お祖父さん達と同じ所に行けた事が分かってよかったです。

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