■テレビアニメのマクロスFについてです。ダブルヒロインの一人、ランカについて。彼女は「学業」「アイドル活動」「アルバイト」をみんなこなしているんでしょうか。アニメにそんな突っ込みは蛇足ですが、シェリルが「学校に行きたかった」と漏らすのを見ると、オズマが苦労して入れたお嬢様学校を勝手な理由で退学し、バイト先でボンヤリし、その合間にアルトにチヤホヤされたいがための様なアイドル活動をするランカに疑問を感じます。もしランカが学費のためにバイトしながら、バイト先で流れるシェリルのナンバーが唯一の希望だったとか言うのなら感情移入しやすんですが。
オズマから守られている事や自分が子供である事をミシェルに指摘された場面、大流行中のシェリルの曲のカラオケで誤魔化された気がします。よくランカはアルトに「あたしなんてダメだよね」と言います。ああいう態度で「普通の健気な女の子」を表現しようとしていると思いますが、あれは無意識だったとしても、異性の気を引こうとしている女性が使うテクニックです。(なのでミシェル、オズマ、ブレラ等、絶対に自分が優位だと思える異性にはランカは常に強く出る)
ランカには兄2人に献身的な友人、優しくしてくれる兄の同僚、面倒見のいい上司といて、彼女は何が不満なんでしょう。むしろ常にチヤホヤされ過ぎていて、「あたしは銀河の妖精の向こうをハレるくらい素晴らしく可愛い女の子」という意識が芽生えてしまった気がします。
■PAPUWAの「グンマとキンちゃんの反抗期にすねて高松が家出した」という流れに違和感がありました。「グンマが遅い第二次反抗期」「キンちゃんが順調に第一次反抗期」をそれぞれ迎えたというなら分かるんです。高松と四半世紀一緒にいたグンマと、昨日今日高松に出会ったキンちゃんが、同時に同じ様な反抗を高松に対し覚えると言うのが解せません。
反抗期を迎えた男の子が家出するのなら分りますが、反抗されたおっさんが出ていくというのも無理があるのでは。ただの使用人の左遷か解雇です。それに高松がすねているのは今に始まった事ではなく、ルザ様がサビを猫可愛がりしていた頃から、ずっと高松はすね続けていると思います。
(だめだ、高松がめんどくさ可愛い。ルザ様に反抗期する10代高松も見たい、描き(書き)たいし、ルザ様の死後何事もなかったように振る舞うマジックとハレに反抗する高松もいい。キンちゃんと出会って母親の様な優しい愛を覚えても、結構キンちゃんを困らせる時があると思う。キンちゃんには甘えられたのか、よかったね高松。高松って身の程(=青の一族じゃない自分の立ち位置)を知り過ぎていて困る。真相はキンちゃんと私事で何かあって、「どうせ私はおじさんですよ」って高松がすねて家出したっぽい。四国まで高松を捜し歩くキンタロー様。)
「シンタローがマジックに反抗期」「キンちゃんが高松に反抗期」の二つが似た時期に来た言うのなら分ります。圧倒的な愛情と力で子供を守るのがマジックであり高松ですから、成長著しい男の子達がそろって反抗期を迎えれば好ましい展開です。シンタローはマジックの代以上のガンマ団にしようとし、キンちゃんも高松を越える科学者になるつもりかもしれません。シンタローとキンちゃんはロマンチックで男らしい所が似ています。
グンマなので高松を追っ払おうとしたら、「一族」「家族」「血縁」と頻繁に口にすると思います。マジックとシンタローの関係はどうなんだという配慮なんてグンマはしないでしょう。ルザ様存命時から「他人」である事を気にし続けている高松ですから、グンマの言いたい事はすぐ分かると思います。今までそういうグンマを想像して二次創作していましたが、最近それも違うなと思う様になりました。
グンマは高松を除外し、「自分は青の一族」という顔をして見せる事で満足と安心を得るかもしれませんが、青の一族の男なら戦場に進んで向かうでしょう。漫画を読む限りガンマ団の科学面もキンちゃん(と高松)の独壇場らしいです。高松は追っ払ったものの、グンマの居場所は依然、そして更にお菓子とぬいぐるみとメカの側です。
高松を避けるために、あえてジャンが作ったような妙な方向にキュートさを追求したメカに埋もれていそうなグンマを想像しました。ジャンの好みってだけで高松は見たくないし自分から近づかないのに。反抗期を迎えて仕事や生活を変えていくのではなく、幼児化していくのがグンマなのかなと思いました。高松も勉強や仕事を頑張ってくれる子の方に興味が向きがちだと思うので、そういう面ではグンマとの接点を諦めていそうです。 |
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