10年くらいぶりにSUEZEN先生の漫画「マリンカラー」を読んでいます。今は版権もののお仕事をしているそうなので、SUEZENの名前で見かける事は少ないと思います。昔アニメージュで連載された「ヤダモン」の次に、少年エースで描かれた漫画です。
「人間と人魚の恋」という王道を進みながら、先生らしいタッチとキャラの動かし方がいいと思います。気になるのは「ヤダモン」でもそうだったんですが、「キャラ」と「物語」の動きがバラバラな時が無くもなく、「この子が本筋でどうからむのか見たい」という期待には応えない部分があります。
今回もレトラ、デリータが置きっぱなしなのが残念でした。見たかったのはセイレーンや初見の敵キャラではなくて、「兄の苦しみと妹のレトラ」や「自分の恋を見つけるデリータ」だったかなと思います。二次創作を誘発するタイプの漫画ではないと思うので、魅力的なキャラ達の「今後」「内面」などは先生の胸の中だけにあるのだろうなと思います。
明日はスパークです。ガンガンFC(パプワスペース)参加、ミラクル☆トレイン・プチオンリーへの遠隔参加&シールラリー&ペーパーラリー&祝アンソロ発行と目白押しです。素敵な一日になりますよう、頑張ります。幸い天候も晴れらしいので、朝一の新幹線でグンマから出発します。グンマの温泉名物の磯部せんべいを持って行くつもりなので、よろしければご賞味下さい。
イベント時は発行物に集中するべきで、伊達に甘味を持ち歩くのはベストではないのかもしれません。崩れやすいものや生菓子は持って行くのも受け取るのも難儀ですが、一回でいいから、南国少年パプワスペースでグンマが出る本を並べながら、グンマ銘菓を捧げ、「今日はグンマから来たんです」と言いたい卑しさをお許し下さい。
初原稿執筆一分前まで自分は南国通りの高グンでした。
初原稿一発目で書いた時、PAPUWA本編に近い内容にしたかったので、「シンタローを追うレーダーを操作する高松」を選びました。「あ、側にいるのキンタローだ」と思ったのが現在の始まりです。
ですが高グンの楽園であった南国を二次創作に選ばないで、キンちゃんが働いているPAPUWAを二次創作に選んだ時から、意識が高グンではなくてキン高ないしルザ高にあったのだと思います。南国の高松はテンションの高さからして「寂しさ」と無縁の男に見えますが、誰かに真相を話すどころか、「ルーザー様がいなくて辛い」気持ちすら封じているので書けません。
(南国終盤で白シンが目にするのはそういうお母さんの寂しい姿だけど、強圧的な覇王一族に自分の場所を見つけられなかったキンちゃんには、かえってよかったのかも。キンちゃんが覇王だの偽物だの言っていたのは、周囲に合わせようとしただけだと思う。)
高グンの甲斐甲斐しさは「グンマが自分で何もしなくなるから」まずいのであって、仕事と恋が両立出来そうなキンちゃんならいいかなと思いました。高松の場合は「仕事と恋が両立出来る男」と言うより、「恋をしていないと仕事する気すら起きない男」、究極の恋愛脳・恋愛体質なので、南国の頃はさぞや彼的には我慢の連続だったでしょう。(高松が好きでしている我慢なので褒められるものでも、理解されるものでもないのが何とも)
隠居中の3年間くらいは、ガンマ団の仕事から一時外れてキンちゃんの家庭教師を勤めていたとするなら、竹淵は嬉しいです。(でもキンちゃんが仕事が終わった後などに、高松に「ただいま」と言うと彼から怒られると思う。「貴方の家はマジック様の御屋敷です。私は勉強を教えてるだけです」と。どこまでも面倒くさい交際相手。) |
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