以下は独断と偏見と妄想です。
疲れているのか癒されたくなり、昔読んだ少女漫画を思い出していました。りぼんを主に読んでいましたが、時期とすると矢沢あい先生なら「マリンブルーの風に抱かれて」「うすべにの嵐」「天使なんかじゃない」「ご近所物語」「下弦の月」はほぼ本誌で読みました。赤ずきんチャチャ、こどちゃ、岡田あーみん先生の作品、吉住渉先生の「ハンサムな彼女」「ママレ」「ミントな僕ら」も本誌で読み、ふろくのレターセットとか宝物にしました。
りぼんを読んでいた頃が特に幸せだったとか、あの頃に帰りたいとかは全く思わないのですが、いい作品いい雑誌に巡り合ったと思います。
(その後何故か幽白の二次創作買いを始めたのが不思議だが、「やおいは少女漫画」という金言があるので薄々納得する。「中学高校と進学しても自分が変わる訳でもなく、須藤晃や熊谷一哉の様な男の子と出会える訳でも付き合える訳じゃない」と思い、気分的に安全圏なジャンプ作品の女子向け同人誌に逃げた気がする。)
以下は南国の少女漫画っぽいなと思う所です。
■高松「頑張り屋の理系少女、黒髪、地方出身」 ■サビ「美形の三人の兄に溺愛される資産家の美少女」
困ってしまうのは高松が女性だった場合、キンちゃんの生母になりうるという事です。生母ならルーザー様が亡くなってもキン高にはなりえないし、母が自分の子供に様付けして萌え仕える事はないでしょう。
(中学生男子キンちゃんと30代高松女医っていいなと思う。血縁関係はなしで。小さい頃みたいにキンちゃんの前で着替えてしまい高松が怒られそう。グンマと高松だと内気な娘とフルタイムで働く母って感じだが。)
青の一族の例の方法でキンちゃんが生まれたから、ルーザー様は独身で父なんです。キンちゃんにもし一般的な「母」がいたら高松は彼女に遠慮してキンちゃんに触れないでしょう。
青の一族だから父が自分の部下に息子を育てさせるという不思議が生じるのであって、「ルーザー様は既婚者だったが高松(女性)とも関係していた」とはしたくないものです。
「ルーザー様は一族の遠縁の女性と婚姻してキンちゃんを設けていたが、普段はガンマ団本部で研究に没頭し、独身のふりをして高松(女性)と関係していたが夭折。ルーザー様の妻は夫の不貞の相手を突き止め、一族と縁を切る意味で、乳児だったキンちゃんをマジックに残して去った」というのだったら困ってしまいます。
■サラサラの金髪&エーゲ海の様な青い瞳で、体はたくましいはずなのに汗のにおいとは無縁そうな御曹司・ルーザー様の存在。(宝石に操られた一族の悲しみを体現する青年ってセラムンにいそう。声、プリンスデマンド様だし) ■片思いチャンプの高松の存在(いや自分が二次創作する時は両想いのキン高、ルザ高だけど。公式はサビ総受に見える。) ■男性キャラが「りぼん」にいそうな高学歴・高収入っぽい職業(少年漫画の父親って南次郎か剣心を思い浮かべたけど半ば無職だ。少女漫画だと父が「グループ会社の総帥」「流行作家」「映画監督」「プロデューサー」等が多い気がする。)
(小学生にも分かりやすい職業として「教師」があるけど、博士=研究者となれば、キンちゃんと高松はいわゆる「教師」「先生」でも間違いないと思う。高松なんて医者だ。もっとキャラに職業軍人っぽいムードを濃くしてもよかったと思うけど、依託戦闘員達なので「自国民を守るために戦う」意識はないと思う。)
■シンタロー(多分主人公)の修行する場面が少ない。修行・研修等しなくとも、「そのままの君が最高」と言う扱いは少年誌的ではない。 ■シンタローの「仲間」である伊達衆を見ていると、少年誌的な「同じ目的を持つ仲間」ではなく、「女の子と男の子の仲良しグループ」っぽい。
■支配欲丸出しの世界征服より「自分が愛される事」に走りそうなキャラ達。
この点においてアラシヤマのキャラのバランスは素晴らしい。PAPUWAでウマ子ちゃんを体を張ってかばえる男でもあり(リキッドのウマ子ちゃんへの態度のひどさを思うと泣けるアラシヤマの優しさ)、南国&PAPUWAにおいてのマジックも太鼓判な仕事への有能さ、南国における向上心の発露の数々と、読み返すごとに印象がよくなる男アラシヤマ。 |
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