madeingermany

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...... 2014年03月29日 の日記 ......
■ 雑感です   [ NO. 2014032901-1 ]
無事25年度が終わっていきますように。・・・グッドアフタヌーンの惨事。情報が漏れ出した前哨戦から雑誌発売日、その後の反響と自分自身との戦いで一年分くらい気持ちを摩耗した気がします。南国&PAPUWAはロストテクノロジー、奇跡だったと思う事にしました。(戦艦大和みたいなものかなあ。今再現する必然性はないし当時も不安定だったけど、インパクト大な所が)

雑感です。

■高松の切り札は長らくグンマだった。南国後にキンちゃんに変わった。切り札の意味も変わった。

■ギャンブルが嫌いじゃなさそうな高松の誤算は「自分自身」というカードを切り間違った事だと思う。負かさねばならないマジックにとって、有効なカードは「出来損ないの馬鹿息子」ではなく、「煮ても焼いても食えないけどよく働く部下」なのだ。高松には兄弟を愛したルーザー様との思い出が頭にあって、「マジックは意外と家族なんて(シンタロー以外)どうでもいいのだ」という事を見逃してしまった。

普通の家族なら、実の息子を幼い時に悪意で他人にすり替えられていたと知れば大騒動だけど、マジックの目には(コタと)シンタローしか映らない。グンマはいいのかと言えば、マジックは「グンマには高松がいるしね」とPAPUWAでも受け流していると思う。ちなみにグンマの意思は父も高松も気にしていないし、確認もしていない気がする。

(マジック、高松の二人とも男親だから雑と言うより、本当に彼等にとって「グンマの気持ち」は後回しなのだろう。マジックはシンタローの言動に一喜一憂するし、高松もキンちゃんが反抗期を迎えればちゃんと応じるのに。高松に反抗出来たキンちゃんが健康的。)

■復讐の相手だったマジックに対し、自分が保持していたグンマというカードが無効な事を知った高松は、「ルーザー様のための復讐」というギャンブルから降りた。

(ルーザー様のための復讐というのはマジックを害する事ではなくて、マジックが認めなかったルーザー様の献身を思い出させる事にあると思う。ルーザー様の教え子だった自分が成長してガンマ団になくてはならない存在になれば、嫌でもマジックはルーザー様の「痕跡」を見ざるを得なくなる。「ルーザー様=私」という幸福の絶頂のための高松の半生、そのためのグンマというカードだった。)



高松の新しい切り札はキンちゃんである。昔はシンタローをチラチラ見ながら、どうしてもジャンにそっくりな彼を抱きしめる事が出来なかったけど、キンちゃんは自分から高松の胸に飛び込んで来てくれそう。打てば響く子だし、愛くるしいルーザー様と瓜二つのお顔は撫でて差しあげたい程いとおしい。切り札って言うかひたすら大切な子。

南国で高松は「グンマを有用な人材にする」という期待を全くしなかった。目覚めたらすくすくと成長して、自分の想像以上にいい男になっていくキンちゃんに、高松の鼻血の量も増えた。

高松に本当の子供がいればここまで複雑な人生じゃなかったと思うけど仕方ない。旧来のカードだったグンマは長かったギャンブルの元締めだったマジックに返した。・・・・と思うのだけど、今度はグンマがどんなカードを切るんだろう。

キンちゃんは素直で正直な子なので、ギャンブルなんて向かないと思う。麻雀は得意みたいだけど、統計が得意というだけかも。高松から牌を教わったりしただろうけど、高松の接し方ゆえか「悪さ」が一向に似ない子。

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