■箱根に行って来ました。3年前に一度行った事があるのですが、その時は人混みと山道が想像を超えていて、湖まで行こうとしてポーラ美術館で引き返しました。温泉も入らず帰って来ました。
今回はよく考え小涌谷で二泊、移動はタクシーと電車、仙石原に無事辿り着く事を頭に置き、行動しました。母と一緒だったので、無理しないで置きたい気持ちもありました。温泉と景色、休養を求めたのは母子とも同じでしたが、駅伝好きの母は駅伝にまつわる場所を楽しみ、自分はロマンスカー、登山電車、及び西武バスを楽しみ、かつシンジになったつもりで箱根を眺めてました。
■シンジがミサトさんの車で連れて行ってもらった金時山には行けなかったですが、こんな景色だったのだろうなと箱根一帯を眺めて来ました。温泉が最高でした。
(シンジとミサトさんの同居でエヴァは始まる。ゲンドウとの関係があっても、リツコさんとシンジの関係は仕事上のものだけ。女友達が自分の愛人の息子と同居という複雑な展開だが、ミサトはゲンドウとリツコの関係を知らないのだろうか。・・・高松はわざとらしく「私はルーザー様の部下です」と言い張ってキンちゃんを堂々と愛でるが、意外と高松は青の一族から優しくされている気がする。)
以下は仕様もない雑感です。夏コミ〜スパークは大体こんな本です。
■温泉と医者は合うと思う。温泉と医者とお勉強(紳士になる特訓?)も合うと思う。
・高松が南国後、目を放せばシンタローと死傷者が出そうな喧嘩ばかりするキンちゃんを連れて、一時勉強合宿と自分の保養を兼ねて、マジックがいくらでも持っていそうな温泉地の一角に出かけるのはあり得る事だと思う。
生まれにふさわしい言葉使い、食事の仕方、周囲との接し方等徹底的に仕込まれるキンちゃん。高松は教員としてはスパルタだと思うが、一方で「私は貴方のこれからを案じているんです」という気持ちがキンちゃんに伝わったらしく、きちんと勉強するキンちゃん。
紳士的になったキンちゃんに驚くマジック達。高松が自分以外に「グンマ」も愛しているので、某温泉地での「特訓」についてグンマに話すキンちゃん。「僕はそんな事高松にしてもらっていない」と思うグンマ。正確には言えば高松はグンマを鍛えようとして挫折したのだが、「特訓」を受けた事自体綺麗に忘却しているグンマ。
・身内でもない癖に馴れ馴れしい高松が、やっと自分から去ったのは有難いが、「やはりドクター高松程の男なら、見込みのある青年の方を指導したいのだ」と言う下馬評もあり、思う所が出て来るグンマ。高松はグンマからも含めて他人の言葉を気にしない男なので、ターゲットはキンちゃん。「お世話されてばっかりでキンちゃん恥ずかしい」とでも言えば、操作は実に簡単。
年齢差その他を散々グンマに愚弄され、愚弄された事にも気が付かず、高松を煙たがる様になるキンちゃん。高松とすると、「特訓」が完了したら自分が用済みな事も計算の上なので隠居を決める。自分の意思ではないのに、高松と仲違いした事にやっと気が付いたキンちゃん。
・キンちゃんが高松に自分の気持ちを伝えて仲直りするまでに1年。高松がすねないで2人きりの時はキンちゃんの気持ちを受け入れる様になるまで更に1年、何事もなかった様に、高松がまた人前で自分への愛を表現してくれる(※鼻血)までに延べ3年かかった。
■キンちゃんに姓はないのだけど、もしあるのなら「足柄キンタロー」かもしれない。男の子らしくていい名前だと思う。高松は南国で、裕福で強い父親に溺愛されて育っていくシンタローを見ながら、「ルーザー様の息子さんが幸せになってくれればいい」と思っていたに違いないだろう。
なので南国終盤でキンちゃんに出会ってみれば、シンタローに似ているキンタローという名前が口から出て来たのだろうと思う。「グンマを溺愛している」はずのドクターなので、線の細い子の方が好みなのかと思わせるが、実は「男の子らしい男の子」の方が好きなんじゃと思わざるを得ない。全くタイプの違う青年2人と接していて、本当に高松は平等に愛せるのだろうか。 |
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