スパーク本を描いています。去年は夏コミに落ちたので比較的時間に余裕があったのですが、今年はスパークの日程も数週早く、日数が詰まっています。慌てて描くと納得できない所が出て来るので、なるべくゆっくり書き(描き)ます。
キン高を書いて(描いて)いると、自分の好きな2人だなと思います。被保護者×保護者、保護者×被保護者は結構別のジャンルでも書き(描き)ました。保護者、被保護者という時点でダメだろと思いますが、完全に恋人という訳ではなく、「やはり保護者」と言う感じが出せたらと思います。(2人とも成人している事が必要になるけど、成人してまで保護・被保護なんだろうか)
ルーザー様も高松の恋人と言うより、保護者である時間が長かったろうと思います。素人だったはずの高松を、有用の人材にまで仕上げたのはルーザー様だと思うので。昔、少女漫画で「先生を好きになった女子生徒」の話は結構読みましたが、高松から見ればルザ高はそういう話なのかもしれません。
そう思うと、ルザ高はルーザー様の姿勢如何の話です。エヴァで加持がアスカに「加持さんならいい」とか言われてますが、ちゃんと諭す加持にスカッとしました。ルーザー様も勝手に死んでいったのではなく、自分が側にいなくても、一時的には辛くとも、高松はいつか幸せになれると思ったのでしょう。
アスカが加持の死を知って精神のバランスを崩したように、高松も心に修復できない部分を負いましたが。(アスカの場合時間が解決したのかなと思う、ルザ高の場合、ルーザー様の認識不足も大きいなあと思う。)
■アスカ雑感です。Qでいつもより数倍だらしなくなっているシンジに、カバン持たせて歩かせたあたり、本当に彼女は強くなったと思いました。実際の年齢は28歳前後なので年齢相応とも言えますが、昔のミサトより大人に見えます。「職業」に没頭できる所が。
なんでテレビシリーズのアスカが精神崩壊に至ったかと言うと。全てを捨ててエヴァで戦う事で自分のプライドを保ち、その延長上として最も使徒との戦いが熱い箱根に来たのに、待ち受けていたのが「酒と男と、それらに酔っている汚いアタシが大好きな大人子供女上司」、「明らかにレイ・シンジを優先してはばからない司令」だったからでしょう。
ドイツではそんなおかしな事もなく、順調に過ごしていたんでしょうか。アスカの挫折はスポーツ選手にありそうかなと思うので、彼女のトラウマ等は自分はあんまり気にしていません。そういう「悲しい過去」を自分のものに出来るのが、アスカだと思うので。ただし、
「自分が人間的、かつ女性として拒否しているミサトに好かれ、気に入られ、現場で使ってもえる様に今からでも媚まくる」か、「お人形の様に首をひねられても文句言わない態度で戦いに臨む」しか、ネルフでアスカが(彼女が望む様に)ネルフで活躍出来ないなんて。アスカに同情します。
(漫画のミサトはそうでもなく。アスカのぎこちなさに気が付いていた。アニメのミサトはシンジにしか興味がなく、アスカには「アンタ自分のプライドでエヴァに乗っているだけよね」という、上官とは思えない姿勢。漫画の方が読みやすい。)
ミサトかゲンドウ、どちらかでも平均的な大人だったらと思います。ミサト・ゲンドウ以外は割と3パイロットを平等に見ていると思いますが、ミサトが「子供の世話はアタシの仕事」と大見得を切るので。リツコは「貴方には絶対無理」と最初から思っているのに、言わないのがリツコだなと。
リツコや冬月先生、オペレーター達が仕事中はあんまり感情を見せないのは、彼等が十分大人だからです。大人で「職業」に殉じている人は、職場で「おかしな芝居」「異様に周囲を汚らわしく見下す」なんてしないと思います。ミサトは、淡々としているリツコより、「あわてん坊」「心優しい」「動揺しちゃう」アタシの方が人として高級だと思っていると思いますが、実際どうなんでしょう。 |
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