学生時代は日本史も国文学も専攻しなかったので、趣味程度の知識しかありませんが。男から経済的・精神的にも独立した女性は魅力があります。「男から相手にされない」「単なる引きこもり」ではないのだとなると、もはや虚構の世界ですが。
道綱母が好きです。美人で、和歌の名手で、蜻蛉日記も面白いです。着物を作るのが得意だったそうで、兼家に素晴らしい着物を縫っています。彼女は蜻蛉日記で幾度も兼家に対し怒っていますが、兼家が浮気するから怒るのではなく、「対等の恋の相手として自分を尊重しない」から怒るのだと言います。
それでも兼家の妻であったのは、子供の道綱の立場を思っての事だそうです。兼家と母が別れれば、道綱の政治的立場が怪しくなります。
(妄想だけどルーザー様がキンちゃんをもうけようと思ったのは、高松を当てにしていたからだと思わなくない。グンマが生まれて、キンちゃんが将来グンマを補佐するのが理想だけど、そこに至るまでの過程をルーザー様が責任取れるのかと言うと、本人も無理だと知っていそう。
高松に育休取らせてでも動いてもらわないとダメなのだが、ルーザー様に「かすがい」という発想はあったのだろうか。研究、仕事、上下関係、心身、全てにおいて高松を自分に引き付けていたルーザー様が思い及ばない事もないと思った。ただ高松が、報酬が無いだろう育児にまで気乗りしてくれるのかが問題だけど、ルーザー様でも「怖くて進めない」と思ってくれたなら、人くさくてもっと好きになれる。)
■アスカ雑感です。先日、先々日の日誌のタイトルが高松雑感なので、自分の中では同一に近いものの様です。10代高松は一応ツンデレなのかなと思いますが、ハレや研究所職員相手にはツン、ルーザー様にはデレではツンデレではない気がします。多分、10代高松は自分では誰にでもツン一点張りのつもりだと思います。
(キンちゃんが生まれたら。高松が世話しないと食事もトイレもおぼつかないキンちゃん相手にはツンもデレもないので、無我夢中の高松が見られるのにと思う。ツンとかデレとか言っているうちは、誰しも自分自身に余裕があって、目の前に自分を捧げる意義のある相手がいると思えれば、誰でもユイさんみたいに温厚になれるのかも。Qでアスカは強くなったなと思った。)
アスカと言えばツンデレですが、ツンデレを発揮されているシンジはアスカに戦友としての感情はあっても、女の子としてはあんまり興味が無いようです。(女の子という物体としては興味があるようだけど。)
もしアスカが、順当に「天才美少女軍人」として日本でも崇拝されていたらと思います。日本にはエヴァのパイロットがトウジまで入れれば結構な人数いますので、アスカが思う程は皆アスカを見ていません。そこがエヴァという作品の妙味かなと思います。パイロットも科学者もそれ故に特別視しないあたりが。
アスカは大勢いるパイロットの一人だと言う認識は間違いじゃないのですが。もしアスカに日本でも加持の様な保護者がいたなら。アスカ自身をちゃんと見てくれる大人がいたらいいのにと思います。加持は、ドイツではアスカの監督者あったのでしょう。アスカを日本に届けた時、加持のアスカへの保護権は無くなったのでは。
アスカは自分の側から加持が消えた事に、納得していませんが。保護者だった加持をミサトに奪われて、そのミサトは到底ドイツの軍人達の様に、自分を正当に評価する事無く、昼間から酒を飲み、加持を汚物扱いし、マンションはゴミ屋敷。職場では私情丸出しで部下を使い、同僚には暴言・暴行を繰り返す。
アスカの精神崩壊は起こるべくして起きたと思います。ミサトに会ってから。ミサトがアスカの不調に無関心なのも、自分の所業の酷さが分からないからでは。(シンジにも子供同士みたいな接し方しか出来ないから、もう諦めた。ミサトよりレイの方が大人かもしれない。)
リツコ博士・ナオコ博士は、「優秀な女性科学者」という押し出しだけで描写されれば、もう少し幸せだったと思います。ゲンドウも劇中で白衣を着ていますが、似合わないあたり、博士とか科学者とか、司令というカテゴリーにすら収まれない男なんだろうなと思います。所属欲はあるのに、「のけもの」という自己イメージが強いのでしょう。
若い頃、冬月先生に警察に迎えに来てもらった時も、学生って感じがしないので。科学者として居場所を持つユイ、先生にゲンドウは憧れたかもしれません。リツコ、ナオコと関係を持ったのも、「気取っているくせに」という冷やかしなのかも。 |
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