madeingermany

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...... 2014年10月19日 の日記 ......
■ 谷崎   [ NO. 2014101901-1 ]
■キン高妄想です。「キンタロー様がお嫁さんをもらうまでは自分がお世話をしよう」と高松が思っているとして。さてキンちゃんにお嫁さんだとか、結婚生活だとか想像させられるのだろうかと。高松自身が(恐らく)独り者ですし、青の一族は単身者しかいません。

せめて士官学校が共学だとか、ガンマ団に女性団員がいるとかならいいんですが。高松自身も、別の職場で女性職員と一緒に仕事をしたり、女性看護師さんと治療にあたったり、患者が女性である事があっても、キンちゃんに例示出来る様なケースはなさそうです。



そんな事を頭の隅に置いて、股んGOくんの材料を仕入れに日本の農家を訪ねる高松(妄想です)。当然の様にママについてくるキンちゃん。練馬大根の仕入れが終わり、空輸の手続きが済むと、キンちゃんのために課外学習に切り替える高松。

よく考えると、美術館に行けば裸婦画が多く、公園に行けば裸婦像が立っていて。窓口の受付嬢の多くは若い女性で、お店の会計も女性店員が多い。流行のファッションは婦人服だし、テレビのコマーシャルもアイドルや女優の方が多そう。製作者側が男性だから起こり得る現象だけど、高松が悩まなくてもキンちゃんが女性を目にすることは多そうです。キンちゃんの反応や如何に。

(PAPUWAを見るに「女性とは自分より小柄でフワフワキラキラしていて、よく動き、よくしゃべる」という理解はあったらしい。お嫁さんはまだらしいけどママは健在らしい。)



■ミサトとグンマについてです。ちなみに群馬には箕郷と言う地名があります。

ミサトの酒・セックス・暴力と、グンマの「お菓子」は同じ物かなと思いました。ミサトの酒その他は彼女の代名詞であり、彼女程のセクシーな美女なら男性がいないはずないですし、彼女の仕事には暴力が伴います。ミサトの弱さ、悲しさ、孤独を隠してくれる酒その他は、不幸にして第二のミサトになっています。第一のミサトは多分南極にまだいるのだろうと思います。

(要はそこまでミサトの内面をアニメで描かなければ、「豪快な女性」で済んだろうにと思う。)

グンマのお菓子について。グンマが本当にお菓子好きなのかどうか、自分は分かりません。グンマはマジックやシンタローの様には料理をしないみたいですが、だから本当にお菓子が好きかどうかまでは分かりません。グンマを育てた高松はお菓子好きでないイメージです。

南国で珍しくサビに話しかけられた時、グンマがお菓子を口にしていたので、大人の男性が緊張した時に煙草を吸うのと似ているなと思いました。「お菓子が好きなグンマ様」でいれば、第一のグンマを見破られる事はないでしょう。第一のグンマは、自分に嘘をつく高松も、自分を好きにならない父のマジックも、自分をバカにするミヤギ達をも、両目の眼魔砲で即死させられるでしょう。

第一のひとりぼっちのミサトも、第一の殺人鬼になれるグンマも、彼女達自身の選択で身を潜めているのかもしれません。だから、第二のミサトやグンマを偽物だと否定してはならないと思いました。




■谷崎雑感です。今まで読んだ小説や、谷崎の作品についての批評などからの感想です。

谷崎は本当に好き嫌いの激しい人だなあと思いました。好きならその人から踏まれたいくらい好きで、嫌い人は劇中で怪我や病気をさせたりするかもしれません。細雪のコミカルなボンボン、奥畑が松子夫人の前夫をモデルにした人物であるらしいと聞き、谷崎にとって好き嫌いそのものが創作活動のエネルギーなのかもと思います。

プロなら好き嫌いを見せるべきではないとも思いますが、活動の源泉がそこあるのなら、谷崎に限りいいのかもしれません。何故、細雪の妙子が努力家で美人、才能のある女性なのに嫌な思い、酷い扱い、辛い立場にまで追い込まれるのかと言うと、谷崎が当時、妙子的なハイカラな女性を憎んでいたからかもしれません。

源氏に触れた事のある人は紫式部を崇拝する傾向になると聞きます。谷崎はそんな事は無く、仕事以外では源氏にも紫式部にも、触れなかったそうです。当時の秘書だった女性の書いた本にありました。秘書の方も、相当苦労し、谷崎の小説に貢献したのですが、谷崎から「そんな仕事誰にもできる」「もっと若い女性を探してほしい」と、しょっちゅう言われたそうです。

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