madeingermany

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...... 2014年11月18日 の日記 ......
■ アシュレ   [ NO. 2014111801-1 ]
■高松は賢明なので、こんな事言わなくても知っていると思いますが。もし彼に伝えられたら、こう言ってあげたいです。高松は青の一族の一員に生まれて、ルーザー様やキンちゃんの側に、自然にいる事が出来たらいいと願ったでしょうが。

高松が高松だからルーザー様は高松を選んだのだろうし、高松がいたから、キンちゃんは意味のない徹底抗戦を止められたのだろうし。高松が青の一族に生まれても、生まれなくても、貴方の望むものは手の届く所にあるのだと言ってあげたいです。



彼はルーザー様の弟のハレやサビが羨ましかったろうけれども。ヘラヘラとサビの彼氏やってられるジャンが嫌いだろうけれども。憎いマジックにひざまずき、グンマを小道具にしてでも、ガンマ団における自分の居場所を確保しようとあくせくするのだろうけれども。

青の一族に生まれれば、皆仲良しで幸せなのかと言えばそうでもなく、マジックがぶっ殺した男達の方があるべき姿で、ルーザー様もマジックに有害物扱いされて死んでしまったし、一族に生まれてもいい事ないよと。むしろ一族内で憎み合うかもしれません。



キンちゃんは、高松のいいようのない努力が分かり、「仕えるとかではなくて」と言おうとして、彼ともめたんだろうなと思います。高松なので、キンちゃんの自分への優しさはあえて受け取らず、「ならちょっとお一人で頑張ってみてください」という態度を選んだのかもしれません。

高松はキンちゃんに滔々と愛の告白をされても、おやおやという態度を最初はすると思うので、キンちゃんは高松のとろけそうな表情と鼻血を彼からの返事だと思って欲しいものです。ルーザー様なら、告白したのに高松の反応は思い通りでなかったらすねる思うので、その場合高松は普段のキザで厚かましい態度をサラッと捨てるのでしょう。ルーザー様の事が好きだから。





■風と共に去りぬを読み終えました。映画は未試聴なので感想は小説のみからです。

スカーレットの愛の物語ではなくて、いつまでもない物ねだりをする人の話だなと思いました。スカーレットがチャールズ、フランク、ウェード、エラ、ボニーという、新しい家族にも、タラの家族にも、左程執心しないのは、彼等が完全に彼女の物、奴隷だからでしょう。

アシュレはスカーレットへの肉欲、ヒモでもいいから僕に飯を食わせてくれという、意気地のない性根をひた隠しにしているから、どこか神秘的に見えるだけだったのでは。スカーレットはメラニーの死でアシュレを物に出来る日が来たので彼に飽き、離婚を突きつけてくるレットには今更物惜しみを感じているだけで。スカーレットがレットを愛しているとは、自分は思いません。彼女は人を愛する事の出来ない人だから。

夢中になれるものがないと、おかしくなりそうという気持ちは分かります。でもスカーレットは少女時代から、周囲の青年達に色気を振りまいては喜ぶ迷惑な子で、今後も、もしレットがどこか自分の知らない土地で幸せに暮らしていたら、スカーレットはあたかも自分の権利の様に、レットに襲い掛かり、彼の平穏をぶち壊すのでしょう。

アシュレがメラニーと結婚したのに、「アシュレは妻よりアタシを愛している」と既得権の様に突進する彼女が、幸福になるはずがありません。手に入らないものを夢見るのが好きな人なので、もう仕様がないです。レットには「遠くへ逃げて」としか言えません。「アタシの下着姿は魅力的」と素で思っている彼女なので、多分、遠くで年相応の生活を始めたレットを探しだし、いやらしくつきまとうのでしょう。




メラニーが他界しましたが、お葬式を出したのはスカーレットだったろうなと思います。アシュレにはお金がないですし、財力とタフさがあるのはやはりスカーレットなのでしょう。

レットは一時アシュレと休戦したかの様に見えましたが、スカーレットを支配し、メラニーを医師の忠告に逆らって妊娠させ、死に至らしめたのアシュレの側になんて、レットはいたくないと思います。

スカーレットと別れたのも、スカーレットがアシュレに夢中で、スカーレットとメラニーという2人の女性をそろってアシュレ奪われていたくはないでしょう。

レットはやはり、いつかスカーレットを変えさせ、愛を自分に向けさせる事が出来ると思っていた様です。レットの夢物語になってしまいました。ボニーの誕生も嘘の様な話で、この小説って、「結婚して子供を授かる」事がサラッと描かれていて、読んでいて、ウェード、エラの時と同じように、ボニーの登場もアッサリ過ぎ去って行く気がしました。

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