■世間より大分遅れて、風立ちぬを見ました。以下は独断と偏見です。あの数多い飛行機の中、思わずクシャナ殿下を探しました。劇中に登場したアプト式の鉄道、煉瓦のメガネ橋は群馬県安中市にあります。
高松も設計を仕事にする時があると思いますが、どんな思いなのでしょう。ルーザー様がいた頃はルーザー様に認めてもらう事で頭がいっぱいで、キンちゃんと出会った後は、自分の仕事がキンちゃんのためになるかどうかを、全ての基準にしていそうです。
高松が本当にマッドサイエンティストたる時期は、19〜43歳までだと個人的に思っています。あの時期だけは、内面がすさんでいたというか、誰かに好きになってもらおうとは思っていなかったでしょう。何をしても怖くなかったと思います。
・風立ちぬは、ものつくりの話ではなく、再生のない破壊の話かもしれない。戦後らしい描写もあるけど、二郎の頭の中には妹や工場の人達の事は無さそう。菜穂子の事も別れてから夢で再会するまで、多分忘れていたと思う。
・二郎が美しい、きれいだと言い過ぎる。映画の初めの頃は一押しのセリフなのだろうと思ったけど、段々、この映画が辿り着くヒコーキとは零戦の事だと思い知った。
・二郎は関東大震災の時も、皆が機関車が爆発すると怯えていた中、機関車が爆発するわけがないと言い切って冷静。蒸気機関車の動力は字の如く蒸気なので、確かに止まっても爆発はしないと思うが、あの落ち着き様にゾッとする。流石、妹に薄情、上司にエゴイストと言われる二郎。
・菜穂子とお絹さんはそんな二郎に、男らしさを感じたのかもしれないが、男はそんなもんだという諦めにならず、一種崇敬の思いに育ったのは、彼女達の裕福さの現れかもしれない。生活の苦しい人なら、二郎の浮世離れした所に恐怖すると思う。シベリアをもらわなかった子達の様に。
(以下再掲)
■春コミに行って来ます。明日は朝から出かけるので、日曜まで日誌を留守にします。春コミから生還したら、また記入いたします。
春コミは、東3ホール フ44a madeingermany パプワスペース キン高、ルザ高です。 新刊もございますので、よろしくお願いします。表題は「うどん県から来ました」です。
会場にグンマ銘菓・グンマトピックスも持っていくつもりです。普通の県内産のお菓子と、県内の観光案内ですが、地元愛を帯びて南国スペースでサークル参加するのが夢の一つのだったのでお許し下さい。 |
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