■メグレ警視を読んでいます。図書館に映像化されたメグレもありますが、文章の方に触れる事が多いです。訳者によって若干雰囲気が異なり、同じメグレなのかと思う時もあります。
これこそ探偵もの、という感じの訳し方も迫力がありますが、長島良三氏の淡々とした訳が好きです。運命の修理人、医者か司祭みたいな男というメグレには静かな文章が合うと思います。
パリと言えばエッフェル塔、ルーブル美術館、ノートルダム寺院、凱旋門等が有名ですが、メグレにはあまり出て来ません。シテ島にパリ警視庁があるので、パリ観光がてら警視庁の前を歩いてみた事があります。勿論メグレはいませんでした。ですが劇中と同じ空気を吸ったのだと満足し、地下鉄で帰りました。
■趣味はイベント参加です、と少し前なら気楽に書いたと思いますが。思い出せば、どのオンリー、プチオンリーも、主催される方達のすごい量の努力で開催されていたんだなと思いました。告知、申込み、チケットの送付、開場・閉会、お茶会等、どれ一つ見ても、大変人手のかかるものだったろうなと思いました。
気軽に、「オンリー行って来ました、楽しかったです」と日誌に書かせて頂けた幸福を今になって知りました。
■以下は雑感です。
・シンタローを理解するには、もしかしたら「皆のため」という感じで彼を見るといいのかもしれない。あのマジックの息子でありながら、シンタローが家族愛や友情に厚いのは奇跡だと思う。
マジックに貴方は血も涙もないと言う気はないけど、彼はシンタローと自分の野心以外は大事にしない男だったと思う。同じ総帥でも、マジックは自分の力の発散のために戦場に出るけど、シンタローはあくまで自分が決めた新生ガンマ団にとって必要な分しか、力を使わないのかもしれない。
そういうストレスをため込んで顧みない人を尊敬する。自分の本を読み返してみたら、エゴで南国&PAPUWAを解釈しようとしていたので、恥ずかしい。恥ずかしいけど、次の本もガチガチにエゴ高松の話だと思う。
・・・キンちゃんも仕事やストレスをため込む時があると思いますが、基本、性格はシンタローに共鳴するような博愛というより、エゴ高松に近いのかなと思います。高松程二枚舌の悪い男でも困りますが、俺が、俺がと言うキンちゃんはそんな感じに見えます。
自分は心汚く生きていますが、キンちゃんはシンタローからいい影響を受けているといいなと思います。というか、あのシンタローの側にいて、ワガママや無礼は通らないと思うので、キンちゃんも変わらざるを得ないでしょう。チヤホヤしてしまう高松には出来ない感化作用ですので、高松もキンちゃんに変化を期待して、隠居したのかもしれません。
(そう思うと高松の南国グンマの扱いが雑な様に思うけど、最初からグンマに嘘をついている高松とすれば、グンマを飼い殺しするしかなかったのかもしれない。) |
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