madeingermany

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...... 2015年03月24日 の日記 ......
■ シンタローとマジック   [ NO. 2015032401-1 ]
■メグレ警視を読んでいます。自分が訪ねた事のあるパリと、メグレのパリは余り変わっていないのかもしれません。メグレの頃のパリはもっと静かだったとも想像しますが、自分の訪ねたセーヌ河畔も静かな雰囲気でした。


■つらつらと、シンタローとマジックについて考えていました。結論は出ない気がします。

・・・PAPUWAで新総帥としてワーカホリックのシンタローと、同じくらい仕事中毒のキンちゃんは、同じ事を考えて似た様な傾向にあるのではないと思います。シンタローは家族のために働き、キンちゃんは自分のために働いているのではと思います。両方ありだと思うので、どっちがどうとは考えていません。

違うのは、シンタローは家族に対して自分がどう出るかでいいふうに皆を変えられると思っていて。キンちゃんは、伯父、叔父×2、従兄弟達(と高松)に対し、自分が変えてやるとは思っていなそうかなと思います。

高松と何回大喧嘩しても高松は変わりそうにないし、一族にしか体感出来ない不変のものを、キンちゃんは生来的に感じ取っているのではと思います。とりあえず、高松にこんだけ自分が仕事出来たと言い募り、別に俺は子供でもないのだという、高松へのキンちゃんの主張から始まるキン高。




・シンタローと言えばアラシヤマだけど、友達が欲しいのに出来ないというアラシヤマの悩みは、末端に過ぎなくて。シンタローは他人を必要とし、アラシヤマは他人を原則的に求めていないという事なのかもしれない。

他人を道具以下にしか見ていないマジックの子でありながら、ちゃんと周囲の子達の事も、父親の事も考えられるシンタローは偉いと思う。私はなんでシンタローが次期総帥になったのか分からなかったのだけど、マジックが仕事から離れ、家庭に居つく様になって欲しいと、シンタローは思ったのかもしれない。

南国前シンタローは、自分がコタを率先して可愛がる事で、家族が一つになれると思ったかもしれない。それはあえない希望だったのか。コタに本当に必要だったのは、真っ直ぐ自分を見てくれる友達、パプワだったのかもしれない。

マジックはああいう人だから、総帥の仕事がないならないで、全国ライブツアーとかしてそうだ。コタもグンマもハレもサビも、マジックがどういう人なのか大体分かっていて色々諦めているだろうに、今でも父親というかマジックという男に夢を抱けるシンタローが素敵だ。




・・・・アラシヤマの生来の性格、本来の気質はPAPUWAでウマ子ちゃんに自然に親切に出来た様な真面目なものだったと思う。でもマーカーがアラシヤマを暗殺者として鍛えた以上、アラシヤマがフレンドリーな男の子になるとは思えない。同期の男の子に対し、友情より競争心をむき出しにするのも悪い事じゃないと思う。

・マーカーくらい落ち着きがあると、高慢さも絵になると思うけど、アラシヤマ本来の性格は真面目で親切な子となれば、受けた教育と生来の気質の食い違いが、現在のアラシヤマの奇妙な性格に繋がったのかもしれない。



マーカーの教育は幼年のアラシヤマに必要なものだったろうし、学校でシンタローやミヤギ達と出会った事も、
アラシヤマにはいい影響があったと思う。彼の中で、全く異質な要素がごちゃ混ぜになっているのかなと思う。

高松も秘めたる優しさとかある気がするけど、彼の場合、死んでも人目にはさらさないと思う。弱みに付け込まれる恐れがあるから。生きる事にぎこちないアラシヤマ少年と、憎たらしいくらい器用な高松ドクターの学園ドラマを書こうとして、一ページくらいし書けなかった事がある。

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