■サビと高松に付いて考えていました。根拠のない妄想です。
ルザ高とは身分違いの恋に身を焦がす高松の話とすると燃えますが、素直と程遠い高松に自分の思いを四苦八苦して伝えるルーザー様の話でもあると思うと、一層燃えます。2人してモタモタしているうちに、キンちゃんが誕生する展開なら、三倍燃えます。
・彼等は学生時代からの友人同士だそうだが、なら学園ものもありだと思い、家庭科の授業シーンを何故か想像した。マジックは本気を出せば家庭科5だったと思うけど、立場的に自習ばっかだったんだろうなと思う。
・家庭科もそつなくこなす高松青年。課題をこなすのは当たり前だが、気になるのはたった一つ。ルーザー様の目に自分がどう映るか。
・成績がいいならいいで越した事は無い、と自分を慰める高松だが、下手な調理実習の料理でも、不格好なお裁縫でも、ルーザー様はサビの作ったものなら、嬉々として観賞するだろう。そういう兄弟なので、高松にとって彼等は神聖ではないが不可侵。
・なんかそう思うと、自分が首席を取ろうとも、オール5だろうとも、アホらしくなってくる高松。ルーザー様の言葉も最近あまり耳に入らないし、ジャンと自由に恋をするサビの姿にも惑わされなくなったと言うより、無気力になる高松。
(自分のルザ高は大体この時点から開始します))
なんでサビと高松が友人なのだろうと思った時。高松がルーザー様の弟に無関心ではいられないのはあるとしても、サビは超優秀で高慢な高松が、好きな人の一族であるという一点で、自分を無視できないのを面白がっているのかなと思いました。
■群馬のいい所って個性的な地形かなと思った時、三四郎の広田先生の言葉を同時に思い出しました。先生曰く、富士山を偉大とか雄大とか言うのはナンセンス、だったと思います。漱石なのでもっと辛辣で、なのに惹き付けられる言い回しでしたが。
群馬の地形が雄大だと言うのも大袈裟かなと思うので、郷土としていいと思うに留めて置きます。群馬には、京都奈良、東京横浜の様なランドマークはありませんが、ごく初期の鉄道の様子が残っています。
宮脇先生が群馬の上越線の車窓風景を褒めていましたが、急流と鉄路がほぼ平行に走る線形は、近年ないものかと思います。地形に合わせて走るより、地下をぶっとばした方がずっと速いです。特急はくたかは例外で、平坦なイメージを持たせるトンネル走行多かったのに、乗っていても新潟の急峻を貫いている事が分かる、豪壮な駆けっぷりが魅力でした。
JRも私鉄も、好きな場所に線路を敷ける時代になったのだなと、思います。JRも私鉄も利潤を出さねばならないから、どこに線路を敷くかは重要だと思いますが、昔の線路を見ていると、結構とんでもない場所にあったりします。
上越線の湯檜曽駅、今は地下にあって、停車するたびに何で地下だろうと思わせますが、昔はもっとハードな場所にあったそうです。それでも乗降客はありましたし、スキーや登山、温泉と湯檜曽に来る方はありました。線路も駅も、山の斜面というか崖にあったそうです。
えらい場所なので行った事はありませんが、そこにしか当時の技術では敷けなかった、という事なのでしょうか。群馬の鉄道は、大手私鉄の様に人の集まる所に敷く、人を集めるために敷くというずっと前の時代、敷ける所に敷くという時代の余韻があると思います。
今、新宿渋谷で昔走っていたからと言って蒸気機関車を走らせたら、騒音と振動でアウトでしょう。堂々と白い煙を出し、何時間でも発車の準備をしている県内の駅が自分は自慢です。のどかと言うか、閑静なグンマが好きです。 |
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