■ルーザー様って、意外と子煩悩なのかもしれないと思いました。子供好きというイメージはなくて、コタもマジックの息子だからかまって見たと言うより、アスの意思というか、単に原作者がコタの扱いを思いつかなかったから、「悪い人(アス、ルーザー様)に操られてる」としただけなのではと思います。
ですがキンちゃんの事はずっと心配していた気もします。ルーザー様を優しい人というと語弊がありますが、家族思い、子供思いなのではと思います。ただし、自身に明るく楽しい「子供時代」が皆無なので、どうしていいのかイメージできないだけで。
ルーザー様が生きていたら。高松が仕事でキンちゃんに手が回らない時、イバラギやティラミス・チョコレートロマンスに子守を頼んだら、きっと怒るでしょう。僕がいるんだと。そういうルーザー様は竹淵の妄想の産物でも、一縷の期待でもあろうと思います。
■以下は雑感です。
セーラームーン世代です。なかよしを食い入る様にして読んだ級友や、ポスターやグッズを買い集めていた部活仲間が順調にアニメを卒業していく中、私はセーラームーンSの頃には学年でも有名なオタクだったそうです。自分では分かりませんでしたが、相当のオタクだったと周囲は見ていたそうです。
今もオタクなので、セーラームーンの挿入歌などまだ歌えると思います。恥ずかしいとかを一周回って異次元っぽいラヴファンタジーワールドとして楽しんでいます。
Rの頃の歌に、戦う女の子の歌がありまして。歌詞の一部に、「どんな悪い人だって、好きなら信じてみるの。それを利用するなんて、絶対やっちゃいけないのよ。」というのがあったかと思います。
「恋をして切ないまま、甘い夢を見ていたいのに、許せない彼奴らのせいよ」と続くので、あくまで、自分が好きになった異性は正義サイドであり、自分が劇中の戦闘に積極的に参加する事で、仲のいいカップルに戻れるという信念の歌だったと思います。
Rの頃は、以降のウラヌス&ネプチューン人気、又はほたるちゃん萌えなどのウェーブがまだ来ていなくて、純粋にうさぎ達の友情と恋愛のお話だったと思います。シリーズで好きなのは、コミカルなスーパーズですが全シリーズ好きです。
ところで。
南国&PAPUWAのグンマは、悪い人を好きになって、利用されて、それでも彼を信じてみて戦場に行ってみたけれど、甘い夢が終わりになったのかもしれません。
グンマが高松に向けていた信頼は本物だったと思います。高松も、グンマとは綺麗なまま終わりたかったのかなと思います。高松は悪い人ですが、グンマに長い夢を見させる事に成功してしまったのが、計算違いだったのだろうと思います。
高松はグンマを預かった時に、きっと早い段階で、自分は幼いグンマが癇癪でも起こした時に、無意識の眼魔砲で殺されるのだと思っていたと思います。高松の理想に死に方って、好きな人の眼魔砲で死ぬ事だったのかなと思います。
ルーザー様は衝動的な所があるのに自分を殺してくれず。生まれたキンちゃんを肉親のマジックに預けて事なきを得たとして、罰として赤子のグンマの手で死のうとして死ねず。怒り狂い、悲しみに沈んだ南国のキンちゃんも高松には手をかけませんでした。
他人を虫けらのように見る青の一族なのに、高松は何故生き延びたのかと言えば。忠誠心とか、誠意とか、全く高松の意図しない部分が買われたからなのかもしれません。普段の高松なら、誠意なんてあっても面倒くさくて出さないのに。 |
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