■科学について考えていました。正解は求めていません。科学万能をうたっていると見えて、実はヒューマニズムの作品だったというアニメを何作か見た気がします。OVAジャイアントロボはそんな感じでした。
高松は科学を信じているのでしょうか。劇中の高松の設定を素直に見れば、科学の進歩に命を賭けていますが、根はファンタジーな男なのではと思います。秘石という摩訶不思議なものに対し、「それは秘石の意思だったのでは」という提言をして、ファンタジーの世界の住人・ヨッパライダーを言い負かすあたりが好きです。
ヨッパライダーはあくまで赤の秘石の味方なので、ルーザー様と関係の深い青の秘石に関心のある高松とは、話が合わないのでしょう。パプワや島の皆のファンタジー精神と、高松の科学論がぶつかる展開が見たかったです。
高松にとって科学とは方便であって。本心はファンタジーにあるのかもしれません。ルーザー様と言う、クールで知的なはずの上司に恋した時、自分の理不尽さと彼から感じる魅力に、若い頃の高松は狼狽したかもしれません。
セーラーマーキュリーに「頭が良くてすごいね」と言っても喜ばれない様に。高松も科学は自分の手足かもしれないけど、本懐ではないと思っているのかなと思いました。
だから高松は、総帥補佐官キンちゃんがヘマしても笑顔でフォローに入りますし、科学で何が出来るって、ガンマ団に所属している限り、総帥のマジックないしシンタローの方針に沿ったものしか求められません。たまにキンちゃんの役に立てれば、高松は幸せになれそうです。
■東北本線に乗ろうと思って、路線や所要時間を調べていたら、東北本線にあまり乗らない旅程が出来ました。東北の太平洋側は東北新幹線が走っているので、そちらと、例えば青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道を利用する旅のイメージならわきやすいです。新幹線と比較的短距離の在来とか。
東北本線とは、かつては20日かかった道を一昼夜で越えるという輝きようでしたが、東北新幹線開通で全く違う路線になった様な気がします。双子の様な新潟方面の場合、むしろ在来の高崎線の方が元気のあるイメージです。上越新幹線の通る、東京〜新潟間にあまり三セクがないのがその理由でしょう。北越急行がありますが、はくたかの存在があったので、半ばJRの様に見えます。
調べていたら、秋田から新潟に向かう在来の特急があったので、乗ってみようと思います。日本海沿いを走るので天候に左右されがちな面があります、いい天気であります様に。しかも在来が止まったら新幹線という選択肢のない場所なので、何かあればやはり東北新幹線頼みになります。
海と言えば新潟の日本海という育ち方なので、旅程を考える時は新潟を含めて考えてしまいます。江の島や犬吠崎の海は美しかったですが、あの、ぼんやりとした灰色、ないし濃すぎるブルーの日本海が自分の海なのかもしれません。でも、カッと晴れた瀬戸内海はまた違って綺麗でした。 |
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