madeingermany

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...... 2015年08月09日 の日記 ......
■ こい   [ NO. 2015080901-1 ]
■ヒカルの碁を読み終えました。今回が一番じっくり読んだ気がします。序盤、中盤の楽しそうに碁を覚えていくヒカルが可愛いのですが、折り返し地点を過ぎ、北斗杯編になるとヒカルの表情が変わって行きます。

プロになるという事はそういう事で、若い冴木さんや、磊落な倉田さんでも同じ事でしょう。社は北斗杯以降のキャラなので、碁の楽しさを知った頃の姿が描かれる事はありませんでした。少年誌なら、楽しそうとか、頑張れば皆が認めてくれるとか、そういう方面からの描写が全くない事はないはずですが、ヒカルの碁はいつしかフッとなくなりました。

初期のヒカルの大言壮語と思われていた部分が、現実に近づいていたのでしょうか。永夏との一戦が劇中でのヒカルの最後の碁になります。楽しそうとか、碁が好きなんだねとか、一切そんなヌルイ事を思わせません。

佐為も碁が好き、碁が楽しいという事はよく顔に出していましたが、碁が切っ掛けで入水したのですから、楽しいばかりではなかったはずです。入水しても、碁を打つ気持ちが冷めなかったのがすごいです。碁が好きなら入水する事なかったではないのかと思いますが、生身の佐為の事情は想像するよりなさそうです。




■失恋という概念が、高松・アラシヤマにあるのだろうかと思いました。恋の概念があるのなら、相手に告白するもダメだった、又は相手にもうお付き合いしている人、ないし好きな人がいるのを知ったなど、恋のチャンスと同じくらい失恋の機会もありますが、どうなんでしょう。

シンタローに彼女がいるという訳ではないので、直接的なアラシヤマがくじける機会はなさそうです。アラシヤマはシンタローに過保護な父親がいると分かれば、逆にその父親に気に入られようとするでしょう。実際、マジックから見れば有能な団員の一人であるアラシヤマの覚えは悪くないと思います。



後はお友達からも始められないシンタローとの関係でしょうか。変な同窓生くらいの印象しか持ってもらっていないと思います。発火体質の事がなくても、強すぎる上から目線や、暗めの性格は好かれるのに向いていません。

ならば実力でシンタローに注目されようとして、今日のアラシヤマがあるのかもしれません。すごいライバルの自分、すごく役に立つ部下の自分と、この上なく頑張るアラシヤマですが、シンタローの好むところではない様です。アラシヤマが11歳くらいの美少年にまで遡れば、可能性があるのかも。



高松もアウトラインはアラシヤマと似ていると思います。好きになってもらえないみたいだから、相手にとってなくてはならない存在になろうとか。仕事で功績を上げる事と、相手の希望や欲求を読む解く事は一致しない事が多いでしょうし、抜きん出で有能になったとしても自身が満足するかどうか怪しいです。

心から愛してくれる人に出会った場合、相手が何を言っているのか分からなくて混乱しやしないかと思います。少し仕事を休めと言えば、私では貴方のお力になれませんかとキレだし、家に招こうものなら、ただ働きのメイドとして徴用されたかのごとく、邸内で働き出すとか。

こっちもキレてもう勝手にしろ、俺は子供ではない、俺だって一人分の仕事くらい出来るからかまうなとか言えば、3年くらい平気で暇をもらう高松との恋を、よくキンちゃんは放り出さないと思います(※キン高)。

3年も遠恋しているようなしていない様な感じで高松を待つキンちゃんの愛情と男らしさに、高松はそろそろ陥落していいと思うんですが。お父様も高松には苦労したでしょう。

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