■それぞれの帰る場所があるなら
ルーザー様はライオンパパがいた想像の中の戦場、高松はルーザー様と過ごした研究室。キンちゃんは高松から父の話を聞いた勉強部屋でしょうか。高松の心の家はもうない場所なだけに切ないですが、ルーザー様の場合、どこからが本当でどこから嘘なのか分からない家の様な気がします。
ルーザー様は無意識に、強くて頼れるお父さんを探しに、Ｅブロックに行ったのではと思います。よくある事で、昔はよかったという気持ちに近いと思います。地元民に恨まれていただろうライオンパパの故地に行けば、息子のルーザー様がどんな目に遭うかと思いますが。
高松はすねているだけに余計な希望もしないと言うか。ルーザー様の事を語るにせよ、キンちゃんが思いを寄せ過ぎない様に、また軽く思ってくれない様に、相当気を遣っただろうと思います。かつキンちゃんに現実的な道を歩ませたいとも思っただろうから、キンちゃんの教育に対し全力だったでしょう。
生きる道筋を大まかに想像するキンちゃんに残るクエスチョンは、高松その人でしょうか。
■コミケにサークル参加して来ます。土曜西２お35ｂ madeingermany 南国＆ＰＡＰＵＷＡ 高松中心 漫画・小説本です。
新刊は「お父さん、ありがとう」です。Ａ５オフセット ５２項 漫画と小説 内容はルザ高、キン高、ルーザー様存命パラレルです。どうぞよろしくお願いします。価格は２００円です。
上京後、山梨、長野を回って群馬に帰る予定なので日曜まで留守にいたします。石和温泉が楽しみです。
madeingermany 竹淵（たけぶち） 拝
以下は雑感です。
コミケに参加する様になって１０年以上になります。最初の数年はもう右も左も分からず、群馬からホテルを取って上京するので精一杯でした。当時からインテックス大阪にもよく行きました。
その後あれこれあって同人を一度休もうとし、申し込みも手控えた年があります。色々考えての休止だったのですが、コミケやイベントに行けないという事でパニックになり、群馬県の自然、利根川や赤城山が牢獄に見えました。
イベントに参加すれば、自分が思う様ないい思いが東京で出来るのかというとないと思います。相変わらず自分中心の本ばかり書きますし、日々の日誌は妄想だらけです。年々、経験ある大人の同人サークル像に近づくどころか退行、より軽薄で軽率で愚かなサークルになっていると思います。
脱却しようとして自分なりに何かすると、大体身の丈に合わない妄想で人様に迷惑をかけます。今後は、カタツムリの様に背中に家を一軒背負って生きていたいと思うのです。
カタツムリを見ていると、身の丈にあったというのは、ああい言う事かと思います。家である背中の殻を誰かと交換する事はないでしょう。殻を下ろす事は出来ないでしょうし、自分と共に変化する殻を背負って生きるよりないなと。殻を嫌がって剥がそうとしたり、他のカタツムリの様な殻になりたいと無理をすれば、そのカタツムリは死ぬんじゃないかと思います。
関係ないですが、南国＆ＰＡＰＵＷＡのイトウくんって、要はナメック星人でしょうか。雌雄の区別がない所は同じですが、一途で曲がらない性格のイトウ君が好きです。原作者が萌えないで描くキャラはすごく魅力的です。 |
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