madeingermany

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...... 2015年10月26日 の日記 ......
■ 東海道   [ NO. 2015102601-1 ]
以下は妄想です。

・ルーザー様はドライに見えて、大切な人には熱情がこもるお人だと思う。マジックにもハレにも伝わらず、サビにも最後には破棄された熱情だけど、ドライなだけの人ではない証拠だったと思う。

マジックに自分の熱情が拒まれたと知った時、ルーザー様の取った選択肢は自身の廃棄だったかもしれない。戦地から帰って来ないと言う、殉職に近い行動で、高松を一生苦しめる選択だった。

自身についてドライ、高松についてもドライ、生まれてくる息子にも湿っぽくなさそう。そういうお方でも父親になりたいと思った時があったのだろうか。一族の戦力増強の意味でのキンちゃんの誕生だと思うが、高松を見出して育てたのと同じで、一から育てるのは大変だと思う。



彼は全くドライな感じで、自身の分身の誕生をイメージしたのだろうか。自分の分身で高松が育てる男の子を想像出来る事自体、もう無味乾燥とは程遠いけど。

水族館で親子のペンギンの模型を見たら、いたかもしれない小さいキンちゃんを思った。酷寒でも親ペンギンに守られれて暖かそうな姿。鳥の夫婦って見た目で性別が分からなかったりする。子育ても一致協力。

ルーザーペンギンが氷の海に餌を取りに行ったり、高松ペンギンが吹雪の中、羽でキンちゃんペンギンを温めたりするんだろうか。旅先での妄想。



■谷崎の細雪の読み過ぎで、蒲郡に行って来ました。気分だけは蒔岡家の住人です。とはいえ、四女の妙子が劇中で奥畑に買わせた宝石やオーバーコートのたぐいは、当時の普通の男性の年収くらいの金額みたいです。

何故、奥畑が勘当されても長い事遊んでいられたのかと言うと、彼の渡された涙金なるものの金額が普通の額じゃないからかなと思います。雪子の着る着物や化粧品の値段、彼女がよく乗る一等車の特急の値段等、戦前の金持ちの信じがたい暮らしぶり、格差社会の勝者の姿を思います。

自分は群馬の山奥の庶民なので、なるべく安く蒲郡に行き、焼きイカなどを食べて帰りました。美味しかったし、温泉も入れ、文学記念館にも行けました。




■東海道線に乗って来ました。オレンジ色のラインと、クロスシートの車両を見ると西に来たなと思います。東海道線なら東京でも見かけるはずですが、熱海から豊橋は別の地区らしいので、いつも見かけるグリーンとオレンジのラインの車両は静岡まで来ないらしいです。(※グリーンはJR東のカラー)

前橋から伊東、熱海あたりまで走るのも東海道本線の運用上の姿と言っていいと思いますが、新宿湘南ライン、上野東京ラインとしての方がお馴染みです。むしろ、群馬の電車が熱海まで走るという誇り高い目で見てしまうので、高崎線・宇都宮線としての顔の方に慣れています。



高崎線は高崎線ですが、宇都宮線は東北本線の一部の愛称だそうです。愛称と言えば京浜東北本線も愛称だそうで、大船まで行くと根岸線というちゃんとした名前があるそうです。横浜という大都会と、群馬のちょっと南の大宮がつながっているという興奮を持って、ブルーのラインを眺めてしまいますが。

京浜東北線。京浜地帯と、東北本線を走るからその愛称が決まったそうです。東京〜大宮なら高崎線も走りますが、あくまで東北本線(宇都宮線)の路線なのだそうです。なんかこう、東北本線の大きさを思うと言うか、少々東北新幹線の延伸で短くなりましたが、偉大な路線なんだなと思います。

この間小山で昔の東北本線の客車を見る機会に恵まれました。シックでえんじ色っぽいイケメンでした。高崎線と一緒に走る姿しか東北本線は知らないのですが、彼はイケメンです。

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