madeingermany

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...... 2016年06月01日 の日記 ......
■ 個性   [ NO. 2016060101-1 ]

■何となく五月と言う月が苦手ですが、六月は大丈夫な気がします。曇天、梅雨だからかなと思います。昔、家が農家で晴天となれば働かされた事、読書なんかしていたら叱られた事、スポーツ音痴なので晴天というもの自体が恐怖であった事を思いだすと、雨天や曇天の方が無意識に安心するのだろうと思います。

六月と言えばジューンブライドです。バレンタインやクリスマスと同じで、本来は宗教的な背景やヨーロッパの天候や習慣あっての事なのに、日本は実に貪欲だと思います。しかも本当に六月は日本でも各地の結婚式場が予約で一杯だそうです。

ルーザー様の誕生月でもあります。高松はマジック、ハレ・サビの誕生日に大わらわなルーザー様には焼きもちを焼くと思いますが、ルーザー様が祝われる立場なら、左程怒りださないと思います。というか、マジック達なら高松を立てながら次男の誕生日祝いをするならすると思うので、高松も無意識に気分がいいのだろうと思います。

既にどうしようもなくルーザーという人の人生に高松の姿があるのなら、彼を尊重した方がルーザーのためかもしれません。なんてマジック達が思ってくれていればいいなと思います。ルーザー様の排他的ブラコン道がそれくらいの配慮で薄らぐとは思えませんが。



■個性が欲しいと思った事は余りありません。リアル中2の時ですら、見るべくしてアニメを見て、なるべくしてオタクになっただけで、個性的であれとか、自分が欲しいとか思った事は少なかったと思います。

アイデンティティなんかいらないから、市民権が欲しいと切に思いました。美術の時間と図書館にいる時間、歴史と国語の授業が生き甲斐で、自分のオタク性と一般的な事柄が融合する唯一の時間だったと思います。

普通の女性として大人になった自分を夢想した事もありましたし、実際夢に見た自分みたいなもの、ゼクシィに載っていそうな感じの自分を夢見て疾走した時もなくはありません。息切れするのも早かったですが。




思えば自分が思う普通の女の子、普通の女性も、個別に悩みや夢や現実がある訳で、絵に描いた様な女性、大人というのも実はないのかもしれません。特定の誰かを指差して、「あの人は普通だから自分も彼女を真似て、普通の幸せを得よう」と思うのは相手への侮辱でしょう。

信じてもらえないかもしれませんが、個性的な自分を目指しているのか、と疑われそうな事をしている時でも、自分の最適値を探しているだけです。それはターミナル駅で電車を見ている時かもしれません。

一度鉄になってしまうと、鉄の方で人気のものに目がいき、普通の人から見れば奇異かもしれない事でも、割と平気になります。自分は鉄道が多くの人から愛されているから、自分もかぶれたくて浮かされたくて鉄を追うのか、本当に好きなのか自問自答しないではないです。鉄に王道や正解は無いに等しく、とんでもなく裾野の広い分野である事が有難いです。




ネズミ王国に行く人は熱烈なる愛好者から、単に誘われたから行く人と幅があると思います。鉄も同じで、周囲に全く同士がいなくても愛する人もあるだろうし、何となく蒸気機関車の周囲に人が集まるから自分も行ってみた、という場合もあろうかと思います。

流行というもののおかしな点で、個性や珍しさを求めて対象に皆が群がるのに、すぐに一般的なもの、普通なものになっていく現象があります。

自分も個性なんかいらない、普通になりたいと言いながら、好きなものを手放す事が出来ません。普通になりたいなら、すべき事、止めるべきものも厭うべき事もあるのに、もう生死をかけた選択として、それらを手放さない道を選んでいます。

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