■新潟の大湯温泉に行って来ました。お湯はアルカリ性よりの単純温泉だそうで、越後湯沢のおっとりしたお湯に近く、野趣に富んだ湯量と素敵な湯船がたまりませんでした。御飯や旅館の雰囲気も良く、一泊湯治という感じで楽しんできました。
大湯温泉の新幹線の最寄駅は浦佐です。只見線・上越線の小出駅もありますが、今回は新幹線のみで移動しました。上越線に乗ってもいつも越後湯沢までくらいしか乗らないので、小出駅や只見線をチラッと見られて感激しました。
浦佐にも温泉街があるそうです。今回は温泉街まで散歩せず、毘沙門天堂のあたりまで歩いて引き返しました。東口の方には田中角栄の像もあるそうで、浦佐駅をもと楽しみたかったです。
■原稿もせねばと思って帰って来ましたが、結構時間が経っていまい、青くなっています。家に帰って小説を一つ書きました。高松がマジック邸でメイドとして奮闘する話を一回書こうとし、あざといので止めた事があります。今何故か復活し、書いてみました。
高松はお医者なので、英国的な階級から言えばそんなに低い方ではありません。もっと時代が下るとあまり地位が高くなかったらしいですが、ドクターと言う民間人では最高に近い敬称を持つ高松なのだから、本来そんなに恥じることは無いはずです。
世界トップレベルの医師、大幹部ハレとサビの友人、総帥マジックの股肱(だといいな)として、高松は新生ガンマ団でももっと重要視されるべき・・・と思わなくないですが、高松にはもっと重要な事がありました。
ルーザー様の縁者である事です。南国ではグンマと言う誤った生証人がいるので、高松の地位は安泰でした。ルーザー様の息子と言われる割にルーザー様の事をつゆ知らないグンマは自分でも困惑しないでもなかったと思いますが、どうにか安定していました。
キンちゃんの成長を助け、彼が補佐官として羽ばたく時が来れば高松は、やっぱり皆の前から去るんだろうなと思います。自分がキンちゃんの側に居れば構いたくなるでしょうから。
そしてシンタロー総帥に、死んだ叔父の内縁の男を世話する義務はありません。マジックはルーザー様と面識があるので、なんとなしに高松に甘かったですが、シンタローにとって高松はただの迷惑教師であり、叔父達の友達かもしれませんが、交友関係を見せびらかす男でもないので、シンタローも何故か彼等の友情には気が付きません。
叔父さんの古い友達、優秀なイトコの家庭教師ごときに、シンタローは斟酌しなくていいと思います。ですが高松がガンマ団からいなくなった時、多分何かが音を立てて崩れたと思います。ミヤギ達団員の味わった解放感の方が大き過ぎて誰も分からなかったと思いますが。 |
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