■登場したばかりのキンちゃんは、奪う事しか頭になさそうで好きです。多分、登場さえすれば皆が自分に注目し、パパも進んで自分を好きになってくれると信じていたのでしょう。だからマジックが死んでしまったシンタローの事ばかり追いかけているのを知った時、キレたのだと思います。
段々キンちゃんは冷静さを覚えて、「要は皆になくてはならない、役立つ男になれは必然的に居場所も出来るだろうし、寂寥や嫉妬に苦しむ事が減る」という、高松みたいな結論を得たのかもしれません。
グンマみたいな「無害さをアピール」という高度な方法は、高松にもキンちゃんにも難しいと思います。グンマは自分の両目を持て余さないか実に不思議です。
ガンマ団に新しく役立つ男が増えると言う事は、古株の高松はトコロテン式なアレな訳で。そこまで頭が回らなかったキンちゃんが、高松の不在にそれはそれでキレていそうです。栗林公園でアイス食べさせて、キンちゃんをなだめる高松。(奪う奪われるの話なら、キンちゃんがグンマから高松を奪った事になるのかな)
■自分は根が単純らしく、細かい事が分かりません。細かいんじゃない、普通の事すら、多分生涯分からないまま過ごすんだろうなということが沢山あります。
ディズニーシーで一番ゆるいジェットコースターに乗って、下車後ベンチに倒れ込んだとか。シーで一番人気らしいアトラクションのチケットを取ったものの、乗れば自分は天国行きだと悟り、暑いなかずっと並んだ長い行列を放棄して、知人が帰ってくるのを待ったとか。
同じ様な事がこれからも繰り返し起きるんだろうなと思います。悔いはないと言うか、自分の天国が見つけられればそれでいい気がします。
■南国とPAPUWAへの理解を深めようと、あれこれ考えていました。外れているかもしれませんが、書いてみます。ここまでキャラ間の愛憎によって物語が作られるのは、古今珍しいだろうと思います。
・両作とも、シンタローないしマジックへの熱烈な愛・崇拝・嫉妬心等のベクトルでキャラが配置されているのかなと思う。キャラ群の感情のベクトルの方向がサビ、リキッド等に時々変わるので、物語自体の進行が停止・迷走・消失したりする。
■ミヤギ シンタローが好き ■トットリ シンタローへの妬心? ■アラシヤマ シンタローへの愛憎 ■コージ 対人的な強いこだわりはなさそうだけど、PAPUWAでリキッドへの妬心という、すごいオプションがついて驚いた。彼の兄ちゃんポジションが大好きだ。
■マジック シンタローが世界で一番好き ■コタ マジックに自分を見て欲しい ■グンマ マジックの側に居場所が欲しい? ■サビ マジックの力を一番頼ってるのはこの人か ■ルーザー様 マジックのためにだけ生きていた ■ハレ マジック兄さん大好き
■ウミギシ君 シンタローへの妬心 ■島のみんな シンタローが大好き
■イサミさん マジックがライバル ■トシさん リキッド命? ■ソージ リキッドの番人仲間? ■山南さん マジック崇拝
高松は物理的にシンタロー=キンちゃんであった頃は、シンタロー信者だったかもしれません。キンちゃんの登場後はキンちゃんばっかり見てそうです。だから南国のみんなと別れ、チャン5で酷い目に遭うのだと思います。
原作者の自己投影が強いキャラに、惚れている・入れ込んでいるキャラは比較的息が長そうです。アラシヤマとか、トシさんとか。コタは年齢的に健全なポジションと言うか、マジックがどこまで行ってもシンタローしか見ていない事実に気が付いていると思います。
年少の自分(10)が行方不明になった時は、アラシヤマが派遣されただけだったのに、シンタロー(28)捜索時は全員全軍、全戦闘力挙げての一大事なのだから、子供心にむなしくなかったでしょうか。子供の自分が絶海へ流れて行ったのに、マジックもグンマもコタを探しに行かないで、ニコニコ本部で懐手だったのだから。 |
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