■高松は私の実際知っている人には、誰を挙げても似ていないだろうと思います。高松程、溺愛を周囲に見せつける男性を私は知りませんし、高松程、狂気じみて有能な人とも面識はありません。
ですが、私のとてもよく知っている人に高松は似ているのだろうなと思います。私の青春時代と、恐らく私が最も綺麗だった時のエネルギーを捧げた人達に、高松はよく似ています。
■お兄様の話です。部屋を整頓していたら、横光三国志のお兄様の絵を見つけ、しばらく見ていました。
お兄様とは、孔明の兄の諸葛瑾の事です。三国志で有名な兄弟と言えば桃園三兄弟、曹操の息子達、孫堅パパの息子達と様々ですが、私のお兄様は子瑜お兄様です。
普段そんなにお兄様の事を意識するはずはなく、その時々で二次創作しているもので結構癒されて、明日という日に挑む事が多いのですが。
心底疲れていて、へばって、もう若くもないし、あったはずの若さを欠片も生かさないで、まだニワトリ年が来たとか思った時、やはり最後、精神的に頼るのは、お兄様なのだなと思いました。
私が自己投影するのが諸葛孔明なら。遠くにいても、必ず私の事を見ていてくれるのが、お兄様なのだろうと思います。数多の心理学と同じで、実証する事は出来ません。でも、クタクタになって部屋に座り込んでいたら、お兄様は私の側に来てくれました(来てくれた様に思いました。)多分、周郎や呉の人達も私の側にいるのだろうなと思います。
冷たくて物静かで、知性と道徳が服を着て歩く様なお兄様。彼は計算高いだけだと存在を無視しようとしても、絶対「そこ」にいつもいてくれる安心感に引き寄せられます。
■少し前、「異性は分からない」と書いておきながら、大学で専攻したのは中国史でした。男性至上主義です。女性の姿は、まずありません。
挙げるなら。ロマンチックな所では虞美人とかでしょうか。ロマンチックと言えばロマンチックなのですが、多分彼女は項羽が戦死した後、ろくでもない運命が自分を待っているのを知っていて、自殺したのではと思います。もっとも、虞美人が項羽とどう知り合い、どう別れたのかは実際はよく分かりません。
でも劉邦が女性をどう扱ったのかを思うと、項羽に愛情を捧げられたと思われる彼女は、幸せな方だったのかもしれません。 |
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