■手元にある旅行雑誌は、大体関東中心です。JR東日本で行けそうな場所ばかりです。北海道も「東日本」というくくりで、手持ちの雑誌によく出て来ます。
伊豆なんて、伊豆半島の人が群馬を思う時は生涯にあるかないかだろうに、群馬県内の駅構内は、河津桜の時期になると一斉に「伊豆」押しのポスターを貼ります。
東京に東海道新幹線が普通に来るので分かりにくいですが。JRだと北海道・東・東海・西・四国・九州のラインは明確です。明確なんですが、湘南新宿ラインや高松〜岡山間の自由さを思うと、東西だなんだと区切るのもナンセンスに思えて来ます。
なんか長く書きましたが。今回下呂と高山に行って、自分の手持ちの旅行雑誌的には「東日本」と紹介されていました。特急ひだはJR東海・西日本にまたがります。北陸新幹線も東であり西の鉄道です。
個人的には、いわゆる「近畿」の手前まで、東日本の様な気がします。旅行雑誌がそこまで意識して、下呂や高山の情報を提供しているとは思いませんが。群馬県民は群馬県が「首都圏」だと信じて疑わないくらいの、いい意味でズボラな所があるのかもしれません。
■高山本線に乗って来ました。名古屋、下呂、高山、富山を一気に観光できる路線でした。
鉄好きなら。あくまで鈍行で始点から終点まで乗り続け、その上、車窓を味わうために、往路復路と車両の座席の向きを乗り分けないとならないという説もあるそうですが、自分は特急及び新幹線を利用し、道中でも観光と温泉がメインでしたので、だらしのない鉄です。
鉄道の乗り心地は、北陸新幹線が断トツでした。ディーゼルながら緩急をつけた走りをする特急ひだに数時間乗った後、W7に乗ったら違いがよく分かりました。ですが、愛知・岐阜・富山を縦に突っ切るひだ、在来の高山本線の車両は、柔軟なディーゼルがいいなと思います。
下呂の温泉は最高でした。日本三大名湯の草津が県内にあり、今回下呂に行ったとなると。次は有馬でしょうか。細雪の幸子の様な超セレブな奥様ばかりいる温泉なら、田舎の貧乏人には色々きつい場所かもしれません。
飛騨高山では古い街並みや陣屋、屋台を見て、牛も食べて来ました。京アニの氷菓にちなんだものもいくつか見て来ました。えるが高山をどう思っているかは不明ですが、彼女はいつか市外に進学しても、奉太郎を従えて、市内に大人の姿で戻って来るだろうと思います。 |
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