■前橋駅は、前橋の市街地から歩いて20分くらい離れています。市役所・県庁等の公共施設とも相当離れています。何故こんなに遠いのかと言うと、駅が出来た当時は前橋と言えば養蚕が盛んで、出来た生糸等を横浜に運ぶのには熱心でも、「市街地に電車駅を」という発想がなかったからと聞いています。
当時なら移動は基本徒歩だったろうから、リアルタイムなら妥当な判断だったと思います。しかし高崎の昔からの鉄道への本気さを思うと、惜しい事したなと思います。
■グンマについて考えていたら、源氏の浮舟を思い出しました。浮舟の生まれは高貴と言っていいと思います。祖父が桐壺帝、父は皇子達の一人でも、母親が父の女房の一人でしかなかったため、父が仏道に目覚めてしまった後は、なおのこと不安定な身です。
源氏本編への感想は今は書きません。
1,000年前は、父親が数多いる子供達を差別し、愛している子供、どうでもいい子供と分けるのが普通だった様です。帝ともなれば一夫多妻なのは当然として、お妃達はそれぞれの実家同士のパワーバランスと、待遇が直結しています。
桐壺更衣が母である源氏が、父帝から溺愛されているのが異様です。源氏は。
■父の後妻に手を出しても、父に怒られない ■兄の妻に手を出しても、ほぼ怒られない (大体源氏が手を出す女性は、周囲の男性の奥さんで、ふと思うと気持ち悪くならなくもない。)
源氏の所業の数々が許されるのは、父帝の寵愛、すなわち亡くなった桐壺更衣への哀惜故です。逆に朱雀帝の扱いは軽めです。
同じ様に、宇治の八の宮は愛した正妻の生んだ大君、中君は大事にしても、浮舟は生まれてもほったらかしです。マジックが桐壺帝ならグンマは朱雀院、マジックが八の宮ならグンマは浮舟、というのは言いすぎでしょうか。 |
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