■群馬県の温泉施設は、かけ流しが多いと言っていいと思います。当たり前に、格安でかけ流しの温泉を楽しんでいますが、これってとても貴重なのかもしれないと先日思いました。
■最近気が付いたグンマの特徴の一つに、「イトコへの信奉」があります。兄弟やイトコが、必ずしも平等と博愛を意味するとは限りません。イトコって親同士の力関係、財力の差、価値観の違い、祖父母からの愛の多寡が出やすいから、自分は苦手な方です。
兄弟間の格差については、何故かアドラー心理学でも無視しないポイントです。兄は弟が生まれれば、両親からの愛情を譲らねばならないし、弟は無力な自分と先に生まれた兄の力量を比較し、悲観するのだとか。
グンマがイトコのシンタローとキンちゃんを、どう思っているのかは分かりませんが。彼等と同じ土俵に上がろうとしないあたりで、何となく想像出来ます。
■漫画ギャラリーフェイクを思い出していました。好きなキャラは翡翠でした。彼女は女盗賊で、美しい宝石に捕らわれいる姿が魅力的でした。
そんな彼女は極貧の出だそうです。多分どんなに沢山宝石を持っていても、「持っている」事が信じられなくて、次の宝石を狙うのかなと思います。
逆に裕福な出の人は、「持っている」事が普通なので、もし何も金目の物を持っていない状況になっても、実感がわかないのだろうと思います。
ルーザー様は、小さい頃から金も安全もある人だったのでしょう。有り余る財産と、ライオンパパやマジックによる家族へのセキュリティがあったのだろうと思います。ルーザー様にないのは「肉親からの誠意」だけです。
秘石眼であるその瞳のお蔭で、ルーザー様が他人から「殺される」と思わせられる事は無かったでしょう。故に、自死出来たのかなと思います。身の安全にこだわらないとは、そういう事なのかもしれません。
高松は普通の体でガンマ団に来て、ルーザー様の側にいて、「自分は死ぬかもしれない」「自分は全て失うかもしれない」と言う恐怖に沈んだ事は一回や二回ではないと思います。故に、高松は少しでも関わったルーザー様との思い出達を手放す事が出来ません。
マジックの側から出て行こうとしたシンタローの様に、捨てるだの自由になるだの言える人は、きっと全世界の幸福と愛情を握りしめている人でしょう。 |
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