madeingermany

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...... 2017年07月15日 の日記 ......
■ 小夏   [ NO. 2017071501-1 ]

以下妄想です。

マジックとサビが何故ジャンを愛したかと言えば、ジャンが自然児だから。息苦しいお坊ちゃま学園に、突如、野性的な田舎娘転校して乱入☆みたいなノリなのかなと思う。

どのくらいマジックとサビに、ジャンがストライクだったかというと。その後マジックは、全国特に地方から体育会系の脳筋タイプ(褒め言葉)の若者を強制的に集めるようになった。ミツヤ時代だったら、ガンマ団には有名校出身のエリート予備軍しか集められなかっただろう。サビはジャンそっくりのシンタローを溺愛している。



だからなんだということは無いのだけど。常識とか順序とか、気にしない人はそれでいいけれど、(ルーザー様とか高松とか)頭の固い方の人には、ジャンは相当の苦痛を与えていると思う。マジックとサビが余り苦痛を感じないのは、マジックは権力があるため、サビはジャンを奴隷にしているため、被害が薄いから。

ジャンに劇中の人が苦しめられるのは、演出だと割り切るにしても。ジャンのサビへの愛し方?には「常識」も「順序」もないからイラッとしないではない。ひたすらサビの若さと美を称えるだけで、周囲との融和とかゼロだと思う。

金持ちと野生児の、しかも成人男性同士の恋愛であるから好きにしていいのだけれど、ジャンに会うたびに高松が嫌悪そのものの顔になるので、高松もジャンにイラッとしているのだなと思わないではない。




■昭和元禄落語心中を読んでいました。

可愛い信之助が助六にそっくりで、落語の才能にあふれているのが微笑ましかったです。子供が可愛いのはいいのですが、小夏は誰が父親なのか言いません。周囲も無理に割り出そうとはせず、八雲師匠の家で皆と自然に暮らしています。

劇中、お転婆で勝ち気な描写の多い小夏なので、悪い男にひっかかったのではという疑念のまま、物語は進んだと思います。師匠と小夏の間柄も、大体最悪を絵に描いた様な感じです。

しかし10巻冒頭の、師匠と小夏の雰囲気は違っていました。彼女は怪我をしている師匠の身の回りの事を甲斐甲斐しくし、寄り添い、彼の胸に頭を寄せています。老いた師匠、義父への仲直りみたいなものかなと思いましたが、それなら師匠はもっと意外な顔をしそうです。




あまり考えたくないですが、小夏が幼い頃を除き、師匠の体に触れる様な事が、たびたびあったという事です。家事は松田さんがしているとの事で、油断していました。信之助の父親が誰なのか、知っているのは父親本人と、小夏と恐らく松田さんです。

松田さんが納得する、信之助の父親と言えばやはり八雲師匠しかいないのです。樋口が言う様に、小夏と八雲には血縁関係がないので問題ないと言えますが、延々続いていた、助六、みよ吉とのゴタゴタの見えない面はここだったのかと思いました。

助六・みよ吉が健在であったら、小夏が師匠と結婚するのは出来ない事ではなかったでしょう。しかし、小夏を引き取った立場上、八雲さん?と少し言いたくなります。あんなに魅力的な男性に恋人がいない訳は、小夏の存在であったかと思うと納得出来ます。



小夏もあれだけイヤイヤ言っていた師匠に対し、終始、意外と親近感がある感じでしたし。納得は出来るのですが、父娘としての愛情があったと思っていましたし、信之助を「助六と八雲の息子」と思うと(略)。みよ吉と小夏が魅力的・能動的だから綺麗に終わりますが、信之助本人はもう気が付いている気がします。

ついでに小夏が母親嫌い?な訳の一つが、同じ男を取り合っているからだというなら、理屈でなくしっくりきます。師匠が、みよ吉を愛したから、成人した小夏に手を出したと言うのなら、この母子は永遠のライバルになってしまいます。

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