 ■英国鉄道物語と言う本を読んでいます。英文学の偉い先生が書いたもので、紀行文というより、学術論文の体です。
■夏コミ入稿、在庫搬入後の気分転換、夏コミ及びインテのための体力の温存、10月のスパーク新刊への下準備、あと普通に仕事が忙しいので、合間を縫って遊んでいます。
十分計画を練って遊んでいるのに、遊ぶ事そのものへの不安感が止りません。自分の場合、リラックスすると色々抜け落ちて、失言、落とし物、怪我等しかねないので、やはり緊張を継続させた方が身のためなのかなと思います。
■ヘタリアではゲルマン系が贔屓です。ドイツの兄、プロイセンの最新漫画を読んで、プロセインが好きだとしみじみ思いました。ナルシシストでも、貧乏でも、歴史が浅くとも、最高にいかした国だと思います。
プロイセンと言えば、「一人最高だぜ」という孤独を自虐する態度ですが。ヘタリア自体WW2の頃がメインだったので、ドイツが存在すればプーは同時には存在しません。イタリアやフランスの様な長命な国、地域ならよかったのですが、プロイセンがリアルタイムでからめる国、地域はありません。
プロイセンの歪みなく強気な所は、アラシヤマに似ているのかなと思います。アラシヤマの場合、100人とおってもロンリーどすえというとっ散らかった発言がありますが、気持ち的には分からなくありません。
プロイセンにせよ、アラシヤマにせよ、実力はまさしく劇中最高峰なので、自虐にしても英国の食事のまずさくらいのネタに聞こえます。しかしプロイセンには永遠に一緒にいられるわけではなくても敬愛する大王、オーストリアさん、ハンガリー、ドイツと知己が沢山います。
アラシヤマにも、ウマ子ちゃんという愛してくれる女性と、その兄のコージがいます。マーカーもいます。本当に辛い人には、彼等の言葉が厚かましく聞こえるのかもしれません。アラシヤマの場合、幼少の頃側にいたのがマーカーであるせいか、シンタローにボコボコにされても、それだけでは「好かれていない」事実が認識できません。
「孤独」な人に、「貴方は一人じゃないよ」と言っても聞いてもらえない時があるのは。「孤独」な人が若干わがままで、自分好みのお友達だけし求めていない場合か。さもなくば、周囲が注いでくれる愛情に気づきにくい、致命的なまでに鈍感な性格であるケースなのかなと思います。
アラシヤマの場合どっちの理由もあると思います。もし彼のかこつ孤独が全て彼のせいでないのなら、自分は原因にマーカーと原作者と挙げます。マーカーがあんまりにも殴る蹴るを普通にして来たから、アラシヤマもシンタローに「暴行を受ける」事に無頓着なのでは。
(アラシヤマの場合、シンタローに「いい様に利用される」のに自分は耐えられない。シンタローにしてみればしつこいアラシヤマを活用する唯一の方法だろうが。)
原作者も「リキッドが暴行を受ける」「アラシヤマが暴行を受ける」というのを結構な頻度で描いています。リキッドには慰める人・描写を即座につけるでしょうが、アラシヤマは大体放置なのかなと思います。リキッド可哀想、でも(原作者は彼を)愛してるというムードが濃厚です。
孤独をかこっても、愛する人に暴行を受けてもめげないアラシヤマに好感を持つくらい、読者の自由なのかなと思います。 |
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