■あまりしないのですが、新幹線で寝過ごしで群馬から新潟県まで出てしまいました。幸い一時間程度で群馬に帰って来れました。ムービックスさいたまでカルナイのライブ映画を見て、大宮駅で乗車。その後ウトウトしていたら新潟県でした。カルナイに興奮し、注意力も何もかも落としていた様です。
先日大阪に行った時も、上野駅から京浜東北線で東京に行こうとしたら、東京駅で降りるのを忘れていました。本を読んでいたからですが、気が付いたら田町あたりでした。品川駅で東海道新幹線に乗ったから何ともありませんが、軽くショックでした。
便の多いエリアならまだしも。一時間に一本しかない新幹線に乗ろうとして、ホームに時間通りついたら、ホームで待つ場所を間違えてしまい、電車が行ってしまった事もあります。
子供の時から、何かに興奮すると大体何か手落ちをします。鉄道関連で失敗すると一日の予定がパーになる可能性があるので、冒険はしたくありません。落ち込んでいるくらいの方が、自分は間違いが少ない気がします。
■谷崎訳の源氏の、色恋の描写ががきれいだなと思います。ほとんど逐語訳で、谷崎の考えとか、推測はほとんど入っていないと思われます。これがイラストで源氏を見ると、ベッドシーンの連続になります。
中学生の頃、大人の読む本が読みたいと思って「漫画古典」みたいな本を借りて、源氏や女君の裸ばかり描いてあって困った事があります。そういう意味で大人の本が読みたいんじゃないだけどなあと思って、若紫の出番で、「可愛い女の子が出てきた」と思ったら、源氏の女君にされる場面になるので、完読しなかったと思います。
源氏って色々匂わすくらいな描写でとどまった方が、読みやすいのではと思います。最初の桐壺の話からして、「多くの女官達が帝の周りにいたが、最も愛されたのは身分の低い桐壺更衣だった。桐壺更衣は帝に愛され、男の子を産んだが、周囲の女官にいじめられて死んでしまった」とあります。桐壺更衣の話は公開処刑みたいな怖さを感じます。
誰が帝に愛されるかで、女性達の背後にいる数多い貴族達の出世が決まると思うので、ベッドシーンといえども秘密ではありません。源氏の数多の女君との関係も、おおよそ劇中で皆が知っている事なのでしょう。秘密でもなんでもありません。
夕顔や藤壺の様に、秘密とされている関係も多いですが、どこかで「頭中将は、朱雀帝の源氏についてのスパイ」とあって納得した事があります。それにしては玉鬘の存在を完全に失念している彼ですが。
あれこれ書いたのですが、色恋の場面を書くなら、谷崎みたいに書きたいと思いました。荷風も好きです。両者生粋の女好き、変態と呼ばれて障りない男達、しかし筆にロマンがあります。こんな人と万が一付き合ったら腹立たしいと思いますが、筆致は素晴らしいです。(谷崎は自分本位な女性観だし、荷風は金持ちなのにドケチだ) |
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