■電車と言えば115系でした。上越線・信越本線・両毛線等で普通に見られた、鉄製のオレンジとグリーンの車両です。湘南カラーとも言うので、かつては南関東でも見られたと思います。
今年度で引退だそうです。廃止が決まると急に人が集まるのはお約束ですが、私はもう十分一緒に過ごしました。今の軽量な車両の方が揺れないし、動きもスムーズなのは乗っていて分かります。しかしあの野暮ったさに何度となく癒されてきました。会えなくなってしまう115系に、第二ボタンがあるなら欲しいです。
■谷崎は。
・美味しくて珍しいものが食べたい ・便利で豪華な家に住みたい ・若くて美人で気が利いて、無駄口を叩かない、かつそこそこ機転の利く、関西生まれの知性的な婦人が好き。 ・貧乏はイヤ。病気もイヤ。だから働く、医者にもかかる
余りに明白な自己中ですが、全く嫌な感じになりません。多分谷崎の書く世界の、もっともエゴでコアな部分に自分を同化させ、いい気分になれるからだと思います。後さき顧みない欲望へのアプローチが、逆にすがすがしいです。
■宮尾登美子の書く男性達が、あまりに真に迫っているので動揺を隠せません。錦も、あの書き様でネガティブキャンペーンではないのは、主人公の仕事への特異的な熱意、時代性と言うマジックのせいでしょう。
全然、帯を締める女性達の「幸せ」なんて、道に落ちているゴミ以下の目でしか見ていない主人公でした。「食わせてやっている」「使ってやっている」と言う感覚は、今も昔も男性が言うだろう事ですが、ここまで正面切って書き連ねるとは思っていませんでした。私が甘かったのです。
■毎日愚痴ばかりで申し訳ありません。少しは楽しい事を書こうと思います。
グンマ県内にも、信越本線があります。信州とも越後ともつながっていない、高崎〜横川の小さな路線ですが、新駅の構想があるそうです。北高崎駅と群馬八幡駅の間に作られる予定だそうです。
高崎に新駅と言えば、高崎問屋町ですが。今はあって当たり前の便利な駅になっています。もともと上越線は、高崎から新潟方面まで、猛ダッシュするためのような駅だったので、落ち着いてグンマ県内を見れば、需要が掘り起こせたのでしょう。
高崎は駅前が、まるで大宮駅の様な賑やかな感じに近づいています。よくある郊外のターミナル駅なのですが、グンマの進歩は都心よりはるかにゆっくりなので、今やっと地域のための電車に生まれ変わるのかもしれません。
(上越新幹線は新潟と東京を結ぶもの、信越本線は高崎経由で長野・新潟が東京と結ばれるものなので、基本的にグンマは通過点扱い。北陸新幹線も、最速タイプは高崎を通過して行く。とても残念。) |
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