■こりずに宮尾登美子の小説を読んでいます。歴史小説的な情報量の多さと、女流作家らしいヒロインの息遣いがある作品です。今読んでいるのはきのねです。
普通に結婚し、身の丈に合う幸せが待っていたのに、どうもヒロインは虐待間違いなしの雪雄がいいそうです。雪雄のどこがいいと言えば、イケメンで金持ちで役者である事だろうと思いますが、そういう男に惹かれるヒロインなので、今後悲劇が待っていても、彼女はいいんだろうなと思いました。
雪雄は、無抵抗の女性三人に意味もなく冷酷にあたり、怪我を負わせ、皿だの女性のメガネだのを割っています。暴力男ですが、何故劇中で雪雄がろくに非難されないかと言えば、前述のとおり、イケメンで金持ちで役者だからでしょう。又は単に「男だから」でも説明がつきます。女はそこに存在するだけで男にボコられるのが、この作家の本です。
こういう男が普通にいた、または今もいるという地獄絵図が見えます。ヒロインを応援すべきなのでしょうが、好きな男の若妻をわざと離婚に追い込んだとも言える彼女は、実際悪魔なのかもしれません。錦のヒロインも、かわいそうと言えばかわいそうですが、いくらでも男から離れるチャンスがあったのに、しぶとく側にいる事を選んでいました。
■以下全部妄想です。12月はマジック、コタの誕生日、2月はハレ・サビの誕生日です。ルーザー様が生きていれば、夢中で祝うんだろうなと思います。高松に何か買ってこさせる・作らせるくらいならまだいいですが、「僕が皆を祝いたいんだ」とコツコツ真面目にお祝いを用意しそうです。
高松の誕生日はマジックの誕生日が過ぎて、家族のお祝いのラッシュが過ぎて、新年度の声が聞こえる頃来ます。皆も自分も疲れて来て、祝って欲しいなどと言う甘えた言葉も出ず、もういいですと高松が思った頃が3月12日です。
1月31日は愛妻の日だそうだから、頑張れルーザー様と思いました。妄想もここまで来ると後悔しません。
■お前はまだグンマを知らない、がアニメ化だそうです。原作のストックは十分にあるので、13話分くらいのお話ならいけそうです。
劇中の恋愛模様等はまだ落ち着いていないので、アニメ放映までに原作に展開があるか、アニメはアニメで恋愛関係にオチが着くのかなと思います。 |
|